もっと知りたい「芋納豆」とは
「芋納豆」は、和菓子の分類としては、干菓子の掛け物となります。
「芋納豆」とは、さつまいもを蒸し、砂糖と共に甘く煮詰め、グラニュー糖をまぶしてから乾燥させたものを言います。
「甘納豆」にも属し、和菓子の「砂糖漬け」にも属します。
名前も、「芋納豆」のほか、「さつまいもの甘納豆」「おさつ甘納豆」「芋甘納豆」などと呼ばれています。
長期保存ができ、手軽に食べることができ、失敗なく簡単にでき、食物繊維も摂れるので、作っておくととても重宝します。
甘納豆とは
甘納豆とは、小豆、ささげ、えんどう豆、空豆、いんげん豆、花豆、黒豆、うずら豆、金時豆、栗、さつまいもなどを砂糖と共に甘く煮詰め、砂糖をまぶしてから乾燥させたものを言います。
幕末に江戸で作られたのが始まりです。
砂糖漬けとは
野菜や果物などを、砂糖と共に甘く煮詰め、砂糖をまぶしてから乾燥させたものを言います。
世界中で愛されている「砂糖漬け」。世界各地では、日本よりもはるか昔から食べられています。
「砂糖漬け」についてはこちら ↓↓↓

芋納豆の簡単レシピ《保存食》
時間をかけてしっかりと作るので、甘くて柔らかくとても食べやすい「芋納豆」になっています。
材料は少なめにしてありますので、好みの倍量にしてお作りください。
芋納豆の材料
さつまいも 200g
砂糖 100ℊ
水 200㎖
グラニュー糖 大さじ2
芋納豆の作り方
①さつまいもを1時間ほど水に浸けておきます。
②さつまいもを2センチ程の厚さに切っていきます。
③さつまいもを蒸し器に入れ、中火で30分蒸します。
➃その間に、砂糖と水を混ぜて加熱し、2/3(3分の2)の量になるまで煮詰めます。
⑤さつまいもが蒸しあがったら、➃に入れ、弱火で照りがでるまで約15分程煮詰めます。
⑥⑤をザルにいれ、熱湯を万遍なくかけて、表面の糖分を落とします。
⑦クッキングペーパーと小皿に入れたグラニュー糖大さじ1だけを用意しておきます。
⑧さつまいもの片面にグラニュー糖を付けて、クッキングペーパーに並べていきます。


⑨日光と風に当てて、1日干します。

⑩前日にグラニュー糖を付けた面の逆の面に、グラニュー糖大さじ1を全部に付けて、クッキングペーパーに並べていきます。

⑪日光と風に当てて、もう1日干します。
2日干したら、かなり小さくなりました。

天候などとにらめっこにながら、あと2~3日干してみて、乾燥していたら出来上がりです。干し過ぎても硬くなってしまいますので様子をみて判断してください。ただし、しっかり乾燥できないとカビが発生したりしますので注意してください。保存する際に、シリカゲルなどを入れておくと良いでしょう。
中は柔らかくて甘い、外側はパリッとする芋納豆は、いくつでも食べられて、クセになります。
さつまいものおすすめの逸品
絶対におすすめの「万能干しネット」。
野菜や果物などは、これに一晩干すだけでも旨味がアップします。干さなくてもよい材料でも、干してしまうほど、気に入って使っています。
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