名前の由来や、全国での呼ばれ方にしても、名前が多数存在したり、名前が重なっていることもあり、わかりにくい「芋けんぴ」を整理してみました。
芋けんぴとは
「芋けんぴ」とは、さつまいもを細長く切り、油で揚げて煮詰めた砂糖をからめたものです。
芋けんぴの分類
「芋けんぴ」の和菓子の分類は、干菓子で、揚げ物になります。
芋けんぴの名前の由来
高知県の郷土菓子の小麦粉と砂糖で作る細長いお菓子「けんぴ」に似ていることから、高知県でこの名がついたとされています。諸説あります。
全国の「芋けんぴ」の呼ばれ方
静岡では「芋まつば」
静岡県の一部地域では、「芋けんぴ」のことを細長い松の葉(松葉)のようなので「芋まつば」と呼んでいます。
鹿児島では「芋かりんとう」
さつまいもの名産地である鹿児島県では、「芋けんぴ」のことを「芋かりんとう」と呼ばれており、「芋けんぴ」=「芋かりんとう」という認識が全国に広まってしまっています。
正式には「芋けんぴ」と「芋かりんとう」は違うものになります。「芋かりんとう」とは、甘藷でんぷんやさつまいもパウダーに砂糖などを加えてこね、油で揚げて砂糖をかけて乾燥させたものになります。
芋けんぴの簡単レシピ
「芋けんぴ」は、買って食べるものと思うかもしれませんが、簡単に作ることができます。おやつに作ってみてください。
《 材料 》
さつまいも 大2本
グラニュー糖 100g
水 大さじ2
《 作り方 》
①さつまいもを10センチくらいの長さに切ります。
②①を、皮を含め1センチ角に切っていきます。

③しばらく水につけて、アクを取ります。
➃キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
⑤油で揚げます。弱めの中火で5~6分揚げます。油に入れたら、触らないようにしましょう。色が変わってきたら、菜箸で動かすようにしましょう。
⑥油からあげておきます。
⑦鍋に、グラニュー糖と水を入れ、シロップを作ります。泡立ちが小さくなってきたら、⑥のさつまいもを入れて絡めます。
⑧火から外したり、火にかけたりを繰り返していると、砂糖が結晶化してきます。結晶化したら出来上がりです。火にかけっぱなしにすると、茶色く焦げてきてしまいます。うまく火から外し、結晶化させてください。火が強いと直ぐに固まってしまいますので注意してください。⑧の工程は、一瞬です。集中して行いましょう。

カリッとした手作りの芋けんぴは、売っているものよりも、お芋の味がしっかりとして、お芋の甘さがわかるものができます。ぜひ、お試しください。
芋けんぴが美味しいおすすめのお店
都道府県を北から順に並べています。
菓匠右門
埼玉県川越市。
「川越けんぴ プレーン」は、カリッと揚げた国産のさつまいもを自家製の芋蜜を絡めた芋けんぴです。
松浦食品
静岡県榛原郡吉田町。
「芋まつば」は、芋けんぴのことです。
渋谷食品
高知県高岡郡日高村。昭和34年(1959年)創業。
「芋けんぴ」は、国産の黄金千貫を使用し、昔ながらの味を引き出しています。
芋けんぴのおすすめの逸品
「芋けんぴ」をこちらからお取り寄せができます。↓↓↓

さつまいもの関連記事
大好きな三島甘藷(さつまいも)の記事が、どんどん増えてきました。さつまいも愛が溢れるこちらの記事もぜひご覧ください。
◆「さつまいも①さつまいもまとめ」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも②ー1さつまいもの品種」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも②ー2さつまいもの品種~紫いも~」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも③三島甘藷」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも➃芋づる」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも⑤焼き芋」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも⑥干し芋」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも⑦さつまいも菓子」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも⑧芋納豆」の記事はこちら ↓↓↓

◆「さつまいも⑨スイートポテト」の記事はこちら ↓↓↓

◆「お正月の栗きんとん(芋きんとん)」の記事はこちら ↓↓↓

季節の手仕事の関連記事
◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「おすすめの食材店と道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

コメント