桜の固有名詞ではない、桜の咲き方の形態名を紹介しています。形態名と固有名詞である品種の違いが一緒になってしまっている方が多いため、区別できるよう桜の咲き方の形態の紹介となります。
シダレザクラ 枝垂れ桜

「枝垂れ桜」とは、枝が柔らかく垂れる、桜の咲き方の形態の名前。桜の固有名称ではありません。
◆別名
「イトザクラ 糸桜」
◆科属
バラ科サクラ属。
◆歴史
平安時代より栽培されていたとされます。
◆交配
エドヒガンから生まれた栽培品種。エドヒガンの中の枝が長く枝垂れるタイプ。
◆幹
幹径1m~3m。
◆枝
すだれのように長く下垂します。枝は柔らかい。
◆つぼみ
蕾は赤ですが、開花するにつれて花びらの色が白っぽくなります。

◆樹高
高さ約10~20mにもなります。
◆開花時期
3月中旬。
◆花びら
一重咲き。




◆枝垂れ桜が綺麗な場所
・「身延山久遠寺」 山梨県身延町
寺内各所にある枝垂れ桜の競演は、圧巻です。


・「原間のイトザクラ」 山梨県南部町

・「六角堂」 京都府京都市 紫雲山頂法寺

ヤエザクラ 八重桜

「八重桜」とは、八重咲きの桜の咲き方の形態の総称です。桜の固有名称ではありません。
◆別名
「ボタンザクラ 牡丹桜」
牡丹のお花のように咲くから「牡丹桜」といいます。
「サトザクラ 里桜」
山に咲く「山桜」に対して、里に咲くので「里桜」といいます。
◆品種
主な八重桜の品種に、「関山」「一葉」「普賢象」「ウコン」「御衣黄」などがあります。
◆開花時期
一重咲きの桜が咲き終わった後に順に咲き始めます。
◆花びら
八重咲き。八重咲きは花弁が5枚以上。

◆花言葉
理知に富んだ教育。
◆誕生花
4月5日の誕生花。

ヤエシダレザクラ 八重枝垂れ桜

「八重枝垂れ桜」とは、枝が垂れ、花びらが白から淡いピンク色をした八重咲きの桜の咲き方の形態の総称です。桜の固有名称ではありません。
◆交配
エドヒガンから生まれた栽培品種。
◆枝
途中までは上を向き、そこから垂れます。
◆開花時期
4月上旬から中旬に開花。一重の枝垂れ桜より、開花が遅い。

◆花びら
八重咲き。花びらは、12~20枚です。
◆花の色
白や淡紅色。淡いピンク。


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ヤエベニシダレザクラ 八重紅枝垂れ桜
「八重紅枝垂れ桜」とは、枝が垂れ、花びらが濃いピンク色をしている八重咲きの桜の咲き方の形態の総称をいいます。桜の固有名称ではありません。
◆別名
「エンドウザクラ 遠藤桜」 他にも別名は多くあります。
◆原産
日本原産。
◆科属
バラ科サクラ属。
◆歴史
江戸時代より栽培。
◆交配
エドヒガンから生まれた栽培品種。
◆枝
途中までは上を向き、そこから垂れます。
◆開花時期
4月上旬から中旬に開花。一重の枝垂れ桜より、開花が遅い。
◆花びら
八重咲き。花びらは、12~20枚です。
◆花の色
淡紅色。濃いピンク。
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ヤマザクラ 山桜
「山桜」とは、山地に咲く桜の咲き方の形態の総称をいいます。
桜の固有名称ではありません。
ただ同名で、固有名称の「ヤマザクラ」もあります。こちらは自生種の桜となります。
固有名称の「ヤマザクラ」についてはこちら ↓↓↓

違いにご注意ください。
サトザクラ 里桜
「里桜」とは、山桜に対して、里に咲く桜の咲き方の形態の総称をいいます。桜の固有名称ではありません。「八重桜」の別名でもあります。
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