御衣黄(ぎょいこうざくら)は、桜の中でも珍しい、分類上では緑色の桜になります。
とても珍しい桜なので、「この花何?」と思われる方も多いかと思います。
名前が覚えにくいですが、「緑の桜」と覚えていただければと思います。
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)とは
御衣黄桜の別名
「御禊桜(ミソギザクラ)」
御衣黄桜の原産
京都。
御衣黄の科属
バラ科サクラ属。
御衣黄の系統
落葉高木樹。
御衣黄の歴史
江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが始まりとされます。
御衣黄の名前の由来
「御衣黄(ぎょいこう)」とは、天皇がお召しになる衣服の萌黄色(もえぎいろ)に近いためにこの名が付いたとされます。
御衣黄の交配
オオシマザクラから生まれたサトザクラの園芸品種の八重桜。
オオシマザクラのように、花が咲くのと同時に葉が開きます。
御衣黄の幹

苔がすごいですが、横にシワが入っています。
御衣黄の枝

横に広がるタイプ。
御衣黄の葉

花の開花と同時に葉も開きます。葉の色は、赤茶系です。
御衣黄の樹高
約5~20メートル。
御衣黄の開花時期
4月上旬から中旬。ソメイヨシノが散った後で咲き始めます。

御衣黄の花径
約3~5センチ 。
御衣黄の花びら
八重桜ではありますが、半八重咲き。花びらの枚数が、約10~15枚と八重桜にしては少ない。
御衣黄桜の花の色
緑色の桜と言われていますが、多少の色の変化があります。
開花当初は淡い緑、開花すると淡い黄色、終盤になると内側から赤みを帯びてピンクっぽく見えます。
色の度合いは、その木により違うようです。
御衣黄桜の花の数
ソメイヨシノなどと比べると、多くはない。
御衣黄桜が咲くおすすめの場所
北から紹介しています。
御殿場高原 時の栖 「気楽坊」温泉入口 静岡県御殿場市
静岡県御殿場市にある御殿場高原時之栖の中にある温泉施設「気楽坊」の入口に、石の気楽坊という看板があります。その上に咲くのが、「御衣黄桜」です。無料駐車場有。茶目側にももう1本あります。
高木のため、これだけ見たら桜とは思えません。近くでじっくり見ると八重桜だと感じます。

沼川沿い 静岡県沼津市原
栃山川緑地公園 静岡県焼津市
公園内無料駐車場あり。
中新井池公園 静岡県掛川市大渕大須賀地区
池の周りに10本ほどの御衣黄が咲いています。
仁和寺 京都府京都市右京区
仁和寺は、竜安寺と妙心寺に挟まれたところにあります。
平野神社 京都府京都市北区
平野神社は、北野天満宮近くにあります。
三刀屋川沿い 島根県雲南市三刀屋町
4月中旬から下旬にかけて咲きます。
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)の写真集
御衣黄桜1輪



淡い黄色に見えます。
御衣黄桜まとまり


満開となり、内側が赤みをおびてきました。

御衣黄桜木全体

ピンクや白の桜と違い、黄色っぽいのがわかるかと思います。
御衣黄桜のおすすめの逸品
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明日はどんな手仕事する?
御衣黄桜は、珍しい桜であまりお目にかかることがないのかもしれません。でも、一度見ると忘れない桜であることは、確かです。
毎年、春の桜が一通り咲き終えると、最後に咲くのがこの「御衣黄桜」です。御衣黄桜はいろんな顔を持っているので、毎日でも見てみたいくらい魅力のある桜です。
お近くで見つけましたら、観察してみてください。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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