子供の頃、母がよくこの基本のパウンドケーキを作ってくれて、それを食べるのが大好きでした。
いつからか、同じレシピで自分でも作るようになり、応用していろんな種類のパウンドケーキを作るようになりました。凝っているわけではないので、加えるだけの簡単なレシピばかりです。
その季節でないと作ることができないものから、季節に関係なく作ることができるものまで、いろいろです。私が作る季節の順に並べてみました。
応用の材料や作り方は、基本の材料や作り方とほぼ同じなのですが、多少の違いがあるため、念のため、すべての材料とレシピを記しました。
何かお役に立てることがあれば幸いです。
パウンドケーキとは
「パウンドケーキ」とは、バター、砂糖、卵、小麦粉を基本の材料とするバターケーキの一種です。
生地を発酵させる工程がないので、家庭でも簡単に作ることができるのが特徴です。
イギリス発祥とされ、18世紀頃から、作られてきました。すべての材料を1ポンド(約454g)づつ入れて作ったのが、名前の由来になっています。ご紹介したレシピと比べると、バターが半分くらいなだけで、あとは上記レシピも比でみると若干の誤差はあれど、納得がいくものでびっくりしました。ただ流石に、バターを倍にするには少し勇気がいりますが、バターたっぷりの「ポンドケーキ」の比で作ってみたい気もします。
基本のパウンドケーキのレシピ
まずは、基本のパウンドケーキのレシピです。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 160ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
《 作り方 》
①バターを少し溶かし、砂糖をボウルに入れ、クリーム状になるまで混ぜます。
②卵を卵黄と卵白に分け、①に卵黄を入れ混ぜます。
③薄力粉とベーキングパウダーを振るいにかけながら、②に入れ、混ぜます。
➃卵白を泡だて器で泡立てます。
⑤卵白を➃に入れ、サックリと混ぜ、クッキングペーパーを敷いた型に流し入れます。
⑦170℃のオーブンで50分焼きます。
春のパウンドケーキ 2月~4月
はるかのパウンドケーキ

柑橘類の「はるか」は、2月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
はるかのジャム 300g
《 作り方 》
柚子のパウンドケーキと同じです。柚子のパウンドケーキの作り方をご覧ください。
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「はるかのジャム」のレシピと「はるか」についてはこちら ↓↓↓

夏のパウンドケーキ 5月~7月
甘夏のパウンドケーキ
「甘夏」は、3月~5月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
甘夏のジャム(マーマレード) 300g
《 作り方 》
柚子のパウンドケーキと同じです。柚子のパウンドケーキの作り方をご覧ください。
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「甘夏のジャム」のレシピと「甘夏」についてはこちら ↓↓↓

秋のパウンドケーキ 8月~10月
栗のパウンドケーキ

「栗」は、9月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
栗の渋皮煮 300g
《 作り方 》
①バターを少し溶かし、砂糖をボウルに入れ、クリーム状になるまで混ぜます。
②卵を卵黄と卵白に分け、①に卵黄を入れ混ぜます。
③栗の渋皮煮を大きめに刻み、加え、混ぜます。
➃薄力粉とベーキングパウダーを振るいにかけながら、③に入れ、混ぜます。
⑤卵白を泡立て器で泡立てます。
⑥卵白をサックリと混ぜ、クッキングペーパーを敷いた型に流し入れます。
⑦170℃のオーブンで55分焼きます。
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上記レシピは、栗の渋皮煮を刻みましたが、刻まずに栗を丸のまま入れると、より栗の歯応えを味わうことができます。とても贅沢ですが...その際には、⑥の生地を流し入れる際に、生地を1/3流し入れてから、栗を立てるようにして入れ、残りの生地を流し入れてください。
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「栗の渋皮煮」の作り方はこちら ↓↓↓

抹茶小豆のパウンドケーキ

年中手に入る抹茶ではありますが、「抹茶」は、10月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
抹茶 20g
薄力粉 180ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
小豆の甘納豆 200g
《 作り方 》
①バターを少し溶かし、砂糖をボウルに入れ、クリーム状になるまで混ぜます。
②卵を卵黄と卵白に分け、①に卵黄を入れ混ぜます。
③抹茶を濾しながら混ぜます。
➃薄力粉とベーキングパウダーを振るいにかけながら、③に入れ、混ぜます。
⑤卵白を泡立て器で泡立てます。
⑥卵白をサックリと混ぜ、クッキングペーパーを敷いた型に生地を1/3だけ流し入れます。
⑦小豆の甘納豆を入れ、残りの生地を流し入れます。
⑧170℃のオーブンで50分焼きます。
抹茶白花豆のパウンドケーキ

小豆とはまた違った、白花豆の入った抹茶のパウンドケーキとなります。
白花豆の味を味わえるよう、抹茶を減らしています。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
抹茶 10g
薄力粉 190ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
白花豆の甘納豆 200g
《 作り方 》
作り方は、上記「抹茶小豆のパウンドケーキ」と同じです。
にんじんのパウンドケーキ

一年中いつでもある人参ですが、地元、箱根西麓三島野菜の「三島人参」は10月~3月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 160ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
にんじん 160g 中サイズの人参約1本分です。
《 作り方 》
①バターを少し溶かし、砂糖をボウルに入れ、クリーム状になるまで混ぜます。
②卵を卵黄と卵白に分け、①に卵黄を入れ混ぜます。
③すりおろしたにんじんを加え、混ぜます。すりおろした人参の水分が多い場合は、軽く絞って加えましょう。水分が出ないようでしたら、そのまま加えて大丈夫です。
➃薄力粉とベーキングパウダーを振るいにかけながら、③に入れ、混ぜます。
⑤卵白を泡立て器で泡立てます。
⑥卵白をサックリと混ぜ、クッキングペーパーを敷いた型に流し入れます。
⑦170℃のオーブンで60分焼きます。
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フルーツのように甘い「三島人参」についてはこちら ↓↓↓

「にんじん」についてはこちら ↓↓↓

冬のパウンドケーキ 11月~2月
柚子のパウンドケーキ

「黄柚子」は、11月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
柚子ジャム 300g
《 作り方 》
①バターを少し溶かし、砂糖をボウルに入れ、クリーム状になるまで混ぜます。
②卵を卵黄と卵白に分け、①に卵黄を入れ混ぜます。
③ジャムを加え、混ぜます。
➃薄力粉とベーキングパウダーを振るいにかけながら、③に入れ、混ぜます。
⑤卵白を泡立て器で泡立てます。
⑥卵白をサックリと混ぜ、クッキングペーパーを敷いた型に流し入れます。
⑦170℃のオーブンで55分焼きます。
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「柚子ジャム」のレシピはこちら ↓↓↓

「柚子」についてはこちら ↓↓↓

レモンのパウンドケーキ
「レモン」は、12月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
レモンジャム 300g
《 作り方 》
柚子のパウンドケーキと同じです。柚子のパウンドケーキの作り方をご覧ください。
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「レモンジャム」のレシピと「レモン」についてはこちら ↓↓↓

金柑のパウンドケーキ

「金柑」は、1月に旬を迎えます。
《 材料 》パウンドケーキの型は、25×10×7センチの大型サイズを使用
無縁バター 100ℊ
砂糖 150ℊ
卵 4個
薄力粉 200ℊ
ベーキングパウダー 小さじ1
金柑の甘煮(刻んだもの) 300g
《 作り方 》
柚子のパウンドケーキと同じです。柚子のパウンドケーキの作り方をご覧ください。
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「金柑の甘煮」のレシピについてはこちら ↓↓↓

「金柑」についてはこちら ↓↓↓

パウンドケーキのおすすめの逸品
上記で紹介したパウンドケーキのサイズの大きさの型です。こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

明日はどんな手仕事する?
パウンドケーキに季節などないと思われますが、意外にも1年を通して、いろいろな種類のパウンドケーキを作っていることに気が付き、パウンドケーキにも季節があることが判明しました。
きっと、まだまだいろんな種類のパウンドケーキを作っていくと思いますので、この記録も常に追加していくようにします。
みなさまの参考になれば幸いです。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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