ここではお花の本には載っていない、きぼうしを綺麗に見せるためのコツや扱い方やいけ方・飾り方のコツなどの情報をお伝えしていきます。
ぎぼうしのいけ方・飾り方のコツ

ぎぼうしのいけ方・飾り方のコツ
ぎぼうしは、何と言っても葉が綺麗です。葉の裏に見える葉脈が特徴でもあります。1枚1枚の葉の姿を上手に見せてあげましょう。
花が終わっても、秋まで葉は綺麗なままです。いけばなにもフラワーアレンジメントにも使える優れた葉です。たくさん使ってみてください。
いけばなにおけるぎぼうしのいけ方
いけばなでのぎぼうしのいけ方として、出生を大切にするお生花といういけ方では、草丈の低い葉を叢生(そうせい)にし、葉で真副体をつくり、その間から花を高く2本立てます。花の高さは、真の葉の2倍を目安とします。2本の高さの違いは、短い方が長い方の4分の3の高さになるようにし、陽方に出します。
葉は、7枚もしくは9枚使います。真の葉は、裏を向くのが基本ですが、真の後ろあしらいの辺りに表を向けて入れる方法もあります。
葉組を行うぎぼうしのこのいけ方は「大葉物」と呼ばれます。ぎぼうしが咲いているそのままの姿のようにいけます。大葉物の際は、陰葉を1枚多く入れますが、ぎぼうしやカラーなど花を用いる場合は陽葉を1枚多く用います。これを「後遣い」といいます。
伝書「草木集」には、「副体の間短く、真より副の間遠く生る事出生をうつす心也」とあります。「真副の間遠き花」と呼ばれています。
ぎぼうしの水揚げ
ぎぼしの水揚げは、悪くありません。安心していけてあげましょう。
ぎぼうしのおすすめの花器
「ぎぼうし」は、水が見える中から葉の茎が伸び、葉が広がり、花が高くに咲く姿が綺麗なので、こんな広口の花器が似合います。こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

ぎぼうしのお花の出生(1年の育つ姿)
芽が出てきました 3月上旬~



葉が開いてきました 3月下旬~



葉は、叢生(そうせい)して生えます。



つぼみが伸びてきました 6月上旬~

つぼみの先端です。ここからぐっと伸び、花のつぼみを持ちます。

花の茎がひょろひょろと伸びてきました。つぼみも持っています。
開花しました 6月中旬~

開花しました。


花が終わっても、葉は綺麗なままです。秋前までアレンジなどにも使えます。
もっと知りたい「ぎぼうし」の魅力
それでは、ぎぼうしをいけるコツがわかったところで、ぎぼうしのことをもっと好きになって、もっと上手にいけられるようになりましょう。
ぎぼうしの漢字
「ぎぼうし」は、「銀宝珠」「擬宝珠」と書きます。
ぎぼうしの呼び方
漢字では、上記のように書きますが、読み方も「ぎぼし」「ぎぼうし」「ぎぼうしゅ」などいろいろです。地域によっては、もっとたくさんの呼び方があります。
ぎぼうしの原産
東アジア原産。
ぎぼうしの科属
キジカクシ科ギボウシ属。
ぎぼうしの品種
どの品種でも、いけばなでのいけ方は同じとなります。
◆玉簪 たまのかんざし
◆斑入り
◆姫銀宝珠
ぎぼうしは何年草か
多年草です。毎年元気よく咲いてくれます。
ぎぼうしの草丈
葉の丈(葉の茎含め)は、30~50センチです。
花の丈(花の茎含め)は、長いものは1メートルにもなります。
ぎぼうしの葉
ぎぼうしの葉は、株ごとの大きさは多少の差はあるもののほぼ同じ大きさです。種類が違うと大きさも違います。種類により横幅で5センチくらいのものから20センチくらいのものまであります。
葉の茎の丈も10センチくらいの短いものから、30センチくらいある長いものまで様々です。
葉の色は、緑一色のものや、斑入りのものもあります。
葉脈がはっきりしているのが特徴で、いけばなではそれを上手く見せます。
ぎぼうしの開花時期
6月中旬~7月上旬。
ぎぼうしの花径
5センチほど。
ぎぼうしの花びら
ラッパ型の筒状。
ぎぼうしの花の色
淡紫、白。
ぎぼうしの花の咲き方
茎の下の花から開花します。
お花の関連記事
◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「お花の種類一覧」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

季節の手仕事の関連記事
◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「おすすめの食材店と旬の食材探しで訪れたい道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

コメント