お正月とは
年神様と元日の朝に酒食を共にし(おせち料理を一緒に食べ)、旧年の無事に感謝し、新年の無事と五穀豊饒を祈願する行事です。
年神様とは
新しい年の作物に実をもたらし、私たちに幸福を授け、1年間守ってくださる神様のことを言います。初日の出にいらして、小正月(1月15日)に還ると言われています。
正月事始めとは
1年を締めくくる12月を「年用意(ねんようい)」といい、12月13日をその「年用意」を始める日として「事始め」が行われます。それが「正月事始め」になります。
神社などでは、この日、年神様をお迎えするために、すす払いをします。これが一般家庭でいう大掃除になります。まずは大掃除をして、家の中を清め、お正月のしつらえである注連縄(しめなわ)や門松を作り、飾ります。
江戸時代には、「正月事始め」で家の中が清まると、家長を胴上げする風習があったそうです。
お正月のスケジュール
お正月の一連の行事のスケジュールをチェックしておきましょう。
日にち順にまとめました。↓↓↓

お正月のしつらえについて
お正月のしつらえとして、鏡餅、門松、注連縄飾り(お正月飾り)、お正月のお花などをしつらえます。設える日、外す日は、それぞれ異なりますので、下記を参考になさってください。ただし、地域により内容が異なるところもあるでしょう。ぜひ、地域の風習に沿って行ってください。
①鏡餅
「鏡餅」については、【季節の手仕事「鏡餅・鏡開き」】にあります。↓↓↓

②門松(松飾り)

◆門松とは
建物や家の前の空間のことを「門」といい、その空間に松を飾るので、「門松」といいます。
◆門松の言われ
木の幹や枝の先に年神様が宿ると考えられていたことから、年神様が迷わず家に来られるよう、依り代(目印)として門松を飾るといわれています。
◆門松を飾る場所
飾る場所は、建物や家の入口というイメージがありますが、入口だけでなく、建物や家の前の空間の「門」と呼ばれる空間に飾るそうです。
岩手県などの雪深い地域では、この「門」と呼ばれる空間が雪で埋もれてしまうため、屋根の上に松を飾るところもあるようです。
また、昔は家の中の土間や大黒柱にも立てたそうです。
◆門松の内容
元々、「門松」は、米俵に松を挿していました。
現代の門松といえば、中心に竹を立て、足元に若松、ところどころにおめでたいお花が挿された立派なものを想像しますが、門先の両サイドに若松をそれぞれ1本ずつ立てるだけでも、「門松」になります。
常緑で日持ちのするものならば、松でなくてもよく、榊、椿、竹なども使われます。
◆門松を飾る日、外す日
12月13日の事始めに立て、松の内が過ぎる1月7日もしくは小正月の1月15日には、取り外しましょう。
③注連縄(しめなわ)飾り・お正月飾り

「注連縄(しめなわ)飾り・お正月飾り」については、【季節の手仕事「お正月飾り」】にあります。↓↓↓

④お正月に飾るお花の種類

お正月に飾る生のお花の種類のご紹介です。
【季節の花図鑑「お正月の花」】にあります。↓↓↓

正月事始めのおすすめの逸品
「正月事始め」といったら、大掃除。大掃除が終わらないと、お正月の準備もできません。そこで、お掃除が楽しくなるグッズの紹介です。
窓掃除などの水切りです。窓などの掃除には、これがあると便利ですし、綺麗になりますし、とにかく時短になります。これがあれば、毎日のお風呂掃除もラクになりそうですね。こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

明日はどんな手仕事する?
お正月の一連の行事を見てもわかるように、準備しておきたいこと、やっておきたいことはたくさんあります。できれば、年内にやっておきたいことは、先に終わらせて、新しい年を迎えたいものです。
おせち料理を作ることを含めて、スケジュールの整理はしておきたいですね。書き出すことで、頭の中がスッキリして、進みも早くなります。まずは、スケジュールを書き出しましょう。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
お正月の関連記事
◆「お正月⑥おせち料理まとめ」についてはこちら ↓↓↓

◆「お正月⑦お雑煮」についてはこちら ↓↓↓

◆「お正月⑧重箱に詰めるおせち料理・詰め方」についてはこちら ↓↓↓

◆「お正月⑨七草粥」についてはこちら ↓↓↓

◆「お正月⑩小正月」についてはこちら↓↓↓

季節の手仕事の関連記事
◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「おすすめの食材店と旬の食材探しで訪れたい道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

コメント