【和菓子②春の和菓子】もっと知りたい季節の和菓子!~春に愉しむ和菓子まとめ~2月、3月、4月

 2月の和菓子

暦の上での春である2月から4月の「行事食など特定の日に食べる和菓子」や「春に愉しむ和菓子」をまとめました。




行事食など特定の日に食べる春の和菓子

3月3日 ひながし 雛菓子 

3月3日はひなまつり。ひなまつりに欠かせないのが、「雛菓子」。

雛菓子の種類もたくさんありますが、地域によってもいろいろな種類の雛菓子があります。違う地域のものを食べてみるのも楽しいかもしれません。

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3月16日 じゅうろくだんご 十六団子 

農作物を守る「田んぼの神様」は、春に山から下りてくると言われています。

その「田んぼの神様」の春の移動日にあたるのが、3月16日です。

この日に、16個の団子を作り、五穀豊穣を願います。

ちなみに、「田んぼの神様」は、収穫が終わると秋に山に戻ります。

3月中旬から下旬 ぼたもち 牡丹餅 

春のお彼岸に、ご先祖様にお供えする「牡丹餅」。外側のあんこはこしあんで、内側のもち米は完全に潰したお餅に近い状態にします。これは、その季節の素材の状況で変わってきますので、本当は秋の「おはぎ」とは、出来上がりは違うものになります。

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春に愉しむ和菓子

あいうえお順となっております。

甘夏のピール、甘夏のジャム 《レシピ有》

3月から5月くらいまで出回る「甘夏」は、名前に反してあまり甘くないので人気がありません。そこで、そのまま食べずに必ず加工します。「甘夏のジャム」も美味しいですが、「甘夏のピール(砂糖漬け)」は、とても美味しいです。外皮はピールにして、果汁はジャムにしてしまいましょう。2種類同時に作るのがおすすめです。

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イチゴジャム 《レシピ有》

いちごは、12月から5月くらいまで出回りますが、イチゴジャムを作るには、4月頃の露地もののいちごで作るのが、濃厚で美味しいです。イチゴジャムは、パンにつけるだけでなく、和菓子の味付けに使ったり、ソースとして和菓子に使うには、とても使いやすいものです。あんことの相性も抜群です。

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いちご大福

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いちごが旬の春には、いちご大福も旬を迎えます。

うぐいすもち 鶯餅

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鶯が鳴き始める2月頃に出回るお菓子です。生菓子。餅菓子。餅や求肥であんこを包み、青きな粉や青海苔をまぶしたもの。両端をつまんだ形にすることが多い。春におすすめの生菓子です。

「うぐいす餅」を作ることができるセットを、こちらからお取り寄せできます。↓↓↓

さくらもち 桜餅

関東のクレープ状のタイプと、関西の道明寺タイプがある「桜餅」。両方が食べられる静岡は、幸せです。

桜が咲く時季に食べられます。

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ささまき 笹巻

「笹巻」は、山形県庄内地方に伝わる伝統料理。もち米を笹の葉で包み煮た「ちまき」の一種。きな粉や黒蜜をつけて食べる庄内地方の春の風物詩です。

「笹巻」の作り方は、もち米を灰汁水に1晩浸します。灰汁水を使うことで、出来上がりが黄色くなります。笹を三角巻にして、灰汁水に浸けたもち米を入れ、紐で巻き、1時間煮ると出来上がります。

もちもちな「笹巻」をこちらからお取り寄せができます。↓↓↓

はなみだんご 花見団子、さんしょくだんご 三色団子

3月下旬から4月頃の桜のお花見の頃に食べられる「花見団子」。

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【季節の手仕事「団子」】団子大好き!もっと知りたい季節の団子やいつでも食べられる団子の種類一覧まとめ
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「花見団子」をこちらからお取り寄せできます。↓↓↓

はるかのジャム 《レシピ有》

2月が旬の柑橘「はるか」。そのまま食べるのもよいですが、ジャムにしてパンにつけたり、パウンドケーキを作ったり、ういろうやゼリーにしても美味しいです。

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どようもち 土用餅

土用餅は、四季それぞれの土用期間(春土用、夏土用、秋土用、冬土用)に食べるとよいというものです。生菓子。地域により「土用餅」の内容が違います。「小豆餅」を食べて厄除けになるといわれているところ、「あんころもち」を食べて力がつくといわれているところ、北陸では「ささげ餅」または「ささぎ餅」を土用だけでなく夏に食べるところや、土用に食べるところがあるようです。




春の和菓子のおすすめの逸品

和菓子をいただく際の「黒文字」。春らしくて、可愛い花柄のパッケージのものを出したら、お客様にも喜ばれそうですね。

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明日はどんな手仕事する?

春は、ひなまつりやお花見など、気分がうきうきする季節です。和菓子も華やかな色合いのものが多く、練切やこなしなども、ピンク色のものを多く見かけます。お花が咲き始めることもあり、お花をモチーフにした和菓子も増えます。

季節の和菓子をいただくことは、贅沢なことなのかもしれませんが、これだけたくさんのお菓子の種類がある国は、日本だけなのではないかと思います。贅沢などと思わず、季節の変化を和菓子でも感じていただけたら、嬉しく思います。

ちなみに、お土産で人気の富士山の羊羹。色合いが春らしくて人気です。

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それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

明日が素敵な1日になりますように。

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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