幼竹(ようちく)とは
春一番に芽を出すたけのこを「孟宗竹(もうそうちく、もうそうだけ)」といいます。一般的に「たけのこ」と言われるものです。
孟宗竹の「たけのこ」とは、土から芽が出たばかり、もしくは出る前のものを掘り、食します。
ここで紹介する「幼竹(ようちく)」とは、その孟宗竹の芽が出たものは収穫せず、そのまま育つのを待ち、2メートルから2メートル50センチほどに育ったものをいいます。この地上20センチほどのところを切り落とします。
たけのこを採り損ね伸びてしまったものでもよいでしょう。たけのこは、伸びてしまうと美味しくないといわれていますが、それはたけのことして食べるには美味しくないということで、「幼竹」としては、食べることができるということです。

幼竹から作られるメンマ
「幼竹」は、全てを食べるわけではありません。節などは固いため、柔らかいところだけを使います。たけのこのように、下処理をして煮たり炊き込みご飯にするような柔らかさではないので、「幼竹」はメンマにして食べるのが一番良いとされています。というよりも、メンマを作るための竹と思った方が良いかもしれません。なかなか大変な手仕事ですが、メンマ、作ってみてください。
メンマの作り方
メンマは、ラーメンに添えたり、チャーハンに入れたり、そのまま食べたり、使い道はいろいろです。冷蔵庫にあると助かる1品です。
《 材料 》
竹(皮を取った分) 1kg
粗塩 50g
水 500㎖
ガラスープの素 大さじ3
酒 大さじ5
しょうゆ 50㎖
唐辛子 3本
みりん 50㎖
ごま油 少々
《 作り方 》
①竹を縦半分に割ります。大変な場合は、少し小分けにしてみてください。
②皮をむきます。
③節は、切って取り除きます。
➃水から1時間茹でます。
⑤冷めたら保存袋に入れ、1ヶ月塩漬けします。
⑥1ヶ月経ったら水でよく洗い、厚さ1センチほどの短冊切りにしていきます。
⑦お水で溶いたガラスープ、酒、しょうゆ、輪切りにした唐辛子を入れて中火で煮ます。
⑧汁気がなくなったら、みりんと仕上げのごま油を入れて、また水分を飛ばします。水気がなくなったら完成です。
幼竹のおすすめの逸品
幼竹からメンマを作るのが楽しいのですが、なかなか機会がないとできないことだと思います。でも食べたくなってしまった方のために、こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

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