主役にはなれないけど、脇役にしたらカメレオン俳優のように優秀な「スナップえんどう」。
そんなスナップえんどうの優しい味の秘密に迫ります。
もっと知りたい「スナップえんどう」とは
スナップえんどうの別名
「スナックエンドウ」
スナップえんどうの産地
愛知県、熊本県、鹿児島県など。
スナップえんどうの科属
マメ科エンドウ属。
スナップえんどうの出回り時期
スナップえんどうは1年を通して食べられますが、旬の美味しい時期は、2月から6月。現在では、ひなまつりの行事食でもあるちらし寿司に添えるために、2月下旬には出荷ができるようにハウスで栽培をしています。
スナップえんどうの選び方
さやが濃い緑色でつやとはりがあるもので、ヘタがピンとしていて、白いヒゲのようなものがあるものが新鮮な証拠です。
スナップえんどうの保存方法
乾燥しないようにキッチンペーパーで包み、袋に入れて冷蔵庫で保管します。
スナップえんどうの茹で方
スジを両方とります。最近では、スジ取り不要といった品種も出ています。
沸騰したお湯に塩を少し入れ、1~2分茹でます。冷水に浸けます。
もっと知りたい「スナップえんどう」の育つ姿
スナップえんどうの芽

芽が出て少し育ったところです。冬を超えて、春がすぐそこに来ているスナップえんどうの姿です。
スナップえんどうの花



スナップえんどうの実

花が終わり、実がなってきました。まださやが小さいです。

さやが大きくなり、中の豆が大きくなり、さやがはちきれそうになったら収穫です。
スナップえんどうの越冬
スナップエンドウなどは、芽が出てきて、育ってきている最中で「越冬」させるそうです。「越冬」させることで、できる野菜たちが強く、糖分を自分の中に貯えるため甘く育つそうです。
実際にこの農家さんは、このスナップエンドウの他、キャベツも既に育っていました。冬を越した春キャベツは、甘いですよね。これは越冬しているからです。
苗を越冬させるのは、非常に難しいようなのですが、それに耐えて育ってくる野菜たちなので、美味しいく育っているのです。
スナップえんどうのおすすめの逸品
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明日はどんな手仕事する?
野菜が冬を越すことは凄いことなのだと初めて知りました。知らないことばかりで、恥ずかしい限りです。ただ1つ、お花にも越冬したものを活かしていける花型があります。
「かきつばた」です。
かきつばたは、唯一、1年を通してお花をいけますので、春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬のいけ方があります。
その中で、お花も茎が伸びていない状態の小さな蕾が咲けずに冬を越し、春になって花が咲く時、花よりも長く付き葉が伸びます。これを「冠葉(かんむりは)」といい、春は、この冠葉がついているお花を活かしていけます。
この冠葉の特長として、花より葉が長く伸びるのですが、その葉にシワがよっているのです。このシワ、秋から冬の間に伸びたいのに寒くて伸びることができず、春になって、葉の先だけが伸びるため、シワがよったままになっているのです。
この冠葉を見つけたら、チャンスと思い必ず使っていけます。
これが、かきつばたの早春のいけ方です。春の初めにしかいけられないので、貴重です。
お野菜もお花も、本当に短い旬や季節の変化を楽しめて、毎日がとても貴重なのだと感じます。これも日本に生まれたから味わえる楽しみですね。
毎日を大切に生きていきましょう。
それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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