主役にはなれないけど、脇役にしたらカメレオン俳優のように優秀でどんなお料理にも合う「スナップえんどう」。そんなスナップえんどうの甘くて優しい味の秘密に迫ります。
もっと知りたい「スナップえんどう」とは
スナップえんどうの別名
「スナックエンドウ」とも呼ばれます。
スナップえんどうの産地
福島県、愛知県、熊本県、鹿児島県など。
スナップえんどうの科属
マメ科エンドウ属。
スナップえんどうの歴史
スナップえんどうは、1970年代にグリンピースを品種改良して誕生しました。
スナップえんどうの名前の由来
スナップ(snap)は、ポキっと折れるという意味。
スナップえんどうの出回り時期
スナップえんどうは1年を通して食べられますが、旬の美味しい時期は、2月から6月。現在では、ひなまつりの行事食でもあるちらし寿司に添えるために、2月下旬には出荷ができるようにハウスで栽培をしています。
スナップえんどうの選び方
下記のようなものがが新鮮な証拠です。
・さやが濃い緑色
・ふっくらとしてつやとはりがあるもの。
・ヘタがピンとしているもの
・白いヒゲのようなものがあるもの
スナップえんどうの保存方法
乾燥しないようにキッチンペーパーで包み、袋に入れて冷蔵庫で保管します。2週間保存可能。
固めに茹でて保存袋に入れ、冷凍も可能。1ヶ月は保存できます。
スナップえんどうの茹で方
スジを両方とります。最近では、スジ取り不要といった品種も出ています。
沸騰したお湯に塩を少し入れ、1~2分茹で、冷水に浸けます。
スナップえんどうの一番美味しい食べ方
さやも豆も食べることができるスナップえんどうの一番美味しい食べ方は、上記のように軽く茹でたら、熱いままそのまま何もつけずに食べることです。お料理の中に入れるようでしたら、色を保つために冷水に浸けますが、そのまますぐに食べるのであれば、その必要さえありません。スナップえんどうの素の甘さを感じでみてください。
もっと知りたい「スナップえんどう」の育つ姿
スナップえんどうの芽

芽が出て少し育ったところです。冬を超えて、春がすぐそこに来ているスナップえんどうの姿です。
スナップえんどうの花



スナップえんどうの実

花が終わり、実がなってきました。まださやが小さいです。

さやが大きくなり、中の豆が大きくなり、さやがはちきれそうになったら収穫です。
スナップえんどうの越冬
スナップエンドウなどは、芽が出てきて、育ってきている最中で「越冬」させるそうです。「越冬」させることで、できる野菜たちが強く、糖分を自分の中に貯えるため甘く育つそうです。
実際にこの農家さんは、このスナップエンドウの他、キャベツも既に育っていました。冬を越した春キャベツは、甘いですよね。これは越冬しているからです。
苗を越冬させるのは、非常に難しいようなのですが、それに耐えて育ってくる野菜たちなので、美味しいく育っているのです。
スナップえんどうのおすすめの逸品
スナップえんどうを育ててみませんか?お庭などでなくても、ベランダなどでも栽培できます。こちらから苗をお取り寄せができます。↓↓↓

明日はどんな手仕事する?
野菜が冬を越すことは、野菜が美味しくなる上で凄いことなのだと初めて知りました。知らないことばかりで、恥ずかしい限りです。お野菜もお花も、短い旬や季節の変化を楽しめて、毎日がとても貴重なのだと感じます。これも日本に生まれたから味わえる楽しみですね。
毎日を大切に生きていきましょう。
それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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