「君と好きな人が100年続きますように~」そんな歌詞がぴったりな切ないハナミズキの魅力に迫ります。
もっと知りたい「ハナミズキ」について
ハナミズキの英名
dogwood
ドッグウッドとは、ハナミズキの木の皮を煎じて、犬のノミ退治に使ったことからこの名が付いたとされます。
ハナミズキの原産
北アメリカ東部原産。アメリカ・バージニア州の州花になっています。
ハナミズキの科属
ハナミズキは、ミズキ科ミズキ属。
ハナミズキの分類
落葉小高木樹。
ハナミズキの歴史・別名
大正4年(1915年)にアメリカワシントンに贈られた桜「ソメイヨシノ」のお礼に、アメリカから贈られてきたのが、ハナミズキです。日本にあった「ヤマボウシ」に似ていたことから、別名を「アメリカヤマボウシ」と言います。
ハナミズキのお花の名前の由来
ミズキの仲間で、花が咲くことから、この名がついたとされます。
ハナミズキの樹高


日本では、樹高約3~8メートル。原産地アメリカでは、12メートルにもなります。
ハナミズキの幹

太い幹は、樹皮が灰色でカサカサしています。
ミズキ属はcornusコーナスと言われ、この名が付いたのはこの木の幹がとにかく堅いことからつけられました。
ハナミズキの枝

若い枝は、肌がツルツルしています。
ハナミズキの葉
ハナミズキの葉は、花の同時に出てきます。品種によっては、花が早く花が終わってから葉が出てくるものもあります。
秋の紅葉も綺麗です。
ハナミズキの花

ハナミズキの花は、中心部にある5ミリぐらいの丸いつぶつぶしたもの(つぼみ)です。1つに20個ほどの花がつきます。花びらのように見えるものは、総苞(そうほう)となり、花を包む包の集まりです。
ハナミズキの総苞のつぼみ
ハナミズキは、総苞が開いているところはよく見るかと思いますが、総苞のつぼみはとても不思議な形をしています。

つぼみを真上から見た感じです。これは、内側に上下の苞がつながっていて、外側に左右の苞がつながっています。開く際には、上下と左右が離れて開きます。

総苞のつぼみを横から見るとこんな感じです。写真は、右斜め上が開きます。中に花が見えています。

総苞のつぼみの斜め上から。右斜め上の赤っぽいところが開きます。開くと、ハート型の苞のくぼんでいるところになります。
総苞は、風呂敷で物を包んだかのようです。

間もなく開きます。
ハナミズキの開花時期
4月上旬~5月中旬頃。似ているお花のヤマボウシよりも早く咲きます。
ハナミズキの花びらのような総苞
総苞は通常は4枚。八重咲きのような8枚のものもあります。

ハナミズキの総苞の色
白や薄紅色をした花のように見えるものは、花ではなく総苞になります。
薄紅色のハナミズキ

白いハナミズキ

ハナミズキの総苞の咲き方

ハナミズキは、枝の先に花(総苞)を咲かせます。枝の途中に花が咲くことはなく、必ず細い枝が出てその先に花が付きます。
ハナミズキの実がなる時期
9月から10月に、1センチほどの赤い実がなります。
ハナミズキに似ているお花「ヤマボウシ」

ハナミズキにそっくりな「ヤマボウシ」。見分け方は、花の咲く時期と総苞です。花の咲く時期は、ハナミズキが4月~5月に対して、ヤマボウシは5月~6月に咲きます。また、総苞もハナミズキは先がくぼんでハート形のようになっているのに対し、ヤマボウシは尖っています。
ハナミズキの花言葉
「私の想いを受けてください」
「返礼」

一青窈さんの歌「ハナミズキ」
一青窈さんが歌った「ハナミズキ」。
歌詞を読むだけでも感動してしまいます。
歌詞を載せることはできませんが、花のことを知った上で、一語一句確認しながら歌を聴いてみていただけると、もっと感動すると思います。
素敵な歌にしていただき、ハナミズキも喜んでいることでしょうね。
ハナミズキのおすすめの逸品
ハナミズキを見ていたら、とても純粋な気持ちになれる気がします。そんな薄紅色のハナミズキの苗をこちらからお取り寄せができます。↓↓↓

お花の関連記事
◆「お花の種類の名前一覧」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

季節の手仕事の関連記事
◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

◆「おすすめの食材店と旬の食材探しで訪れたい道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

コメント