ムスカリは、フラワーアレンジなどに使ったりはしますが、基本的には切り花にして楽しむよりも、芽が出て花が咲くまでの「出生」が、春暖かくなったことを知らせてくれるようで、毎日楽しむことができます。芽が出てお花が咲くまでのすべての時間の可愛さに癒されましょう。
ムスカリのお花の出生 ~ムスカリが育つ姿~
ムスカリの芽が出る姿

3月になると、いたるところからムスカリが芽を出します。1センチほどの芽は、まだ色もついていない状態です。ほんと、可愛いです。

こちらはすでに2センチくらいのものです。色が少し濃い種類で、すでにムスカリ色になっています。

こちらは、3センチくらいまで伸びたムスカリです。茎も伸びながら、花(つぼみ)も少しずつ大きくなり、色付きはじめています。
ムスカリのつぼみの状態

ムスカリの集団です。ムスカリの花のひとつひとつは釣り鐘型になっており、それがぶどうの粒のように集まっています。つぼみの状態では、釣り鐘の口が閉じており白い星型の模様のようになっています。この白い部分が開きます。
ムスカリの開花

一番大きなお花の一番下のお花が開きました。
花の蕾が横になり白い星型が見えていましたが、お花が咲く頃には、一つのお花が少し大きくなり白い口が下を向き開きます。


口が開いて、ヒラヒラしてとても可愛いです。

お花は下から咲いていきます。一番上が開花する前に、下が枯れてきました。
お花の部分は、長さが3~4センチです。草丈も15~20センチにしか成長しません。ちなみに細長い葉は、伸ばしつづければ30~40センチになります。
ムスカリの種

花をそのままにしておくと、このように種ができます。このままにしておくと、種に養分をとられてしまい、球根が弱くなってしまいますので、この写真のようになる前に、切ってしまいましょう。
ムスカリの栽培方法・注意
球根なので、2~3年の命とも言われますが、耐寒性に強いので、そのままでも何年も楽しめます。
花の茎も葉も枯れたら、綺麗に切ってあげると球根に栄養が集まります。2~3年に1度、少し掘り上げると次の年の花が咲きやすくなります。
静岡は温かいからか、葉が越冬し春にそのまま花が咲きます。静岡のように、葉が枯れないようでしたら、夏の光合成が終わったら秋に少し葉を切ってあげるとよいかもしれません。
もっと知りたい「ムスカリ」について

ムスカリの英名
ぶどうの房のような濃青紫色の花を咲かせることから、「グレープヒヤシンス」という英名があります。
ムスカリの原産・産地
地中海沿岸から西南アジアに自生しています。
ムスカリの科属
キジカクシ科ツルボ亜科ヒアシンス連ムスカリ属。
ムスカリの分類
小球根植物です。
ムスカリの葉
葉は、細長い葉です。長くなると立ちあがることはせず、垂れるようになります。見た目は、野蒜などにそっくりです。間違えても食べないようにしましょう。
ムスカリの開花時期
3月~4月に咲きます。陽の当たるところが早く咲きます。
ムスカリの開花期間
一番下のお花が咲いてから一番上のお花が咲ききるまでには、約3週間ほどは咲き続きます。
ムスカリの花の色

濃青紫色が一般的ではありますが、白や水色などもあります。青紫色が薄いタイプもあります。
ムスカリの花言葉
「寛大な愛」
「夢にかける思い」
「明るい未来」
「通じ合う心」
日本では可愛くて人気のムスカリですが、海外では、埋葬花やお葬式花として使われることから、「絶望」「失望」「失意」「悲嘆」「憂鬱」などネガティブな花言葉が多くなります。
ムスカリの飾り方のコツ

ムスカリを切り花にする場合は、茎も花も葉も全部見えるガラスの器などに飾ってあげると良いでしょう。その際には、お花だけでなく、葉も添えてあげると素敵に見えます。
また、小さな器や剣山があれば、写真のように小さないけばな風に飾ってあげるのも良いでしょう。こちらもお花だけでなく、必ず葉を添えてあげましょう。
ムスカリを飾るためのおすすめの逸品
ムスカリを飾るのにぴったりな器です。
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明日どんな手仕事する?

ムスカリは、芽が出る姿から花が咲くまでの姿がとにかく可愛くて、毎年癒されます。
この出生(育つ姿)が、ムスカリの一番のおすすめポイントです。
小さな鉢で育てることもできますので、切り花で楽しむよりも、育てることをおすすめします。何も手間はかかりません。ご安心ください。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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