品種が豊富で、可憐なお花を咲かせるクレマチス。
珍しいからか、映えるからか、花展などには大人気です。
ここではお花の本には載っていない、クレマチスを扱い方や綺麗に見せるためのコツやいけ方・飾り方のコツ、栽培方法などを紹介していきます。
クレマチスのいけ方・飾り方のコツ
クレマチスのいけ方・飾り方のコツ
クレマチスは、切り花にすると1日花だと思っていただいた方が良いと思います。実際には、もう少しもつものもありますが、逆に1日ももたないものもあります。ご自宅に飾るようでしたらまだ良いのですが、花展などに使うようでしたら、十分に気を付けましょう。
クレマチスの水揚げ
クレマチスの水揚げは、結して良いとは言えません。
茎をなるべく短めに使うのが、水揚げには効果的かもしれません。
ご自宅で楽しむようでしたら、切り花にせず、鉢植えもしくは地植えのままの姿を楽しむのが良いのかもしれません。
クレマチスの栽培方法・注意
クレマチスは、日当たり、風通し、水はけのよい場所を好みます。常に湿っていると根腐れすることがあります。
蔓が伸びたら、支柱、フェンス、垣根などに添えてあげます。その際に、茎が折れやすいのと、細い蔓が各所に巻き付いておりますので、丁寧に取ってあげてから添えてあげましょう。
真夏と真冬の庭植えは避けます。
有機質に富んだ中性の土壌に植えてあげると、よく育ちます。
肥料を好みますので、季節や育ちを見て、3月から9月は化成肥料を2ヶ月に1回与えます。真冬は肥料を与えないでください。
クレマチスを年に3回咲かせる方法
クレマチスは、プロの方がおっしゃるには、上手にお手入れすれば年に3回咲くそうです。これは、品種にもよるかと思います。ご了承ください。
クレマチスを1年に3回咲かせる方法
①5月頃に咲く1回目のお花が終わったら…
終わった花の2節下で切ります。6月中旬頃。
②8月頃に咲く2回目のお花が終わったら…
終わった花の2節下で切ります。8月下旬から9月上旬頃。
③9~10月頃に咲く3回目のお花が終わったら…
そのまま年を越します。1月に一番元から2節残して短く切ります。3月には、新しい枝と芽がでてきます。
もっと知りたい「クレマチス」について
それでは、クレマチスを扱うコツがわかったところで、クレマチスのことをもっと好きになってもらえるよう、クレマチスのついて紹介をします。
クレマチスの和名
「テッセン」
クレマチスの原産
日本、中国。
日本や中国から、ヨーロッパに広がりました。英国では、お花の女王と言われています。
クレマチスの産地
静岡県駿東郡長泉町は、クレマチスの産地です。
5月になるとクレマチスが咲き誇る「クレマチスの丘」も有名です。
クレマチスの科属
キンポウゲ科クレマチス属。つる性植物。
クレマチスの系統
原種だけでも300種以上あります。
クレマチスの系統をあいうえお順で紹介します。
◆アトラゲネ系
◆アーマンディ系・常緑
◆インテグリフォリア系
◆ヴィオルナ系
◆ヴィオルナ系・原種
◆ヴィタルバ系・原種
◆カンパネラ系・原種
◆コンナータ系・原種
◆コンナータ系・常緑
◆ジャックマニー系
◆シルホサ系・常緑
◆テクセンシス系
◆パンテス系
◆パテンス系・原種
◆パンテス&ラヌギノーサ系
◆ピチセラ系
◆フォステリー系・常緑
◆フラムラー系・原種
◆フロリダ系
◆フロリダ系・常緑
◆ヘラクレフォリア系・原種
◆メクラチス系
◆モンタナ系
◆ラヌギノーサ系
クレマチスの品種
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クレマチスの草丈・樹高
クレマチスは、根元が木もので、途中から草の茎が伸びます。
その草の茎は、好きなだけ伸びてくれます。家での栽培の際には、巻き付けてしまいますので、実寸は不明ですが、伸ばして育てると、朝顔のように伸びて、葉のカーテンができるかもしれません。
クレマチスの開花時期
品種にもよりますが、その年の最初の開花は、4月中旬から5月頃。開花の最盛期は5月となります。
また8月から9月頃に2回目が咲きます。
クレマチスの開花期間
クレマチスの1つの花の開花期間は、約10日から12日間です。
クレマチスの花径
大輪系(直径10センチほど)、中輪系、小輪系、つぼ系(ベル系)などに分かれます。
クレマチスの花びら
クレマチスは品種により、一重咲きも八重咲きもあります。
また、枚数も品種により違います。
クレマチスの花の色
白、クリーム、黄色、ピンク、赤、紫、水色、青など。
クレマチスの花の咲き方
お花の咲き方は、品種によりさまざまです。天を向いて咲くタイプ、下を向いて咲くタイプ、ベル型のタイプなどがあります。
クレマチスが綺麗に咲くおすすめの場所
◆「クレマチスの丘」 静岡県駿東郡長泉町
クレマチスだけでなく、バラや他の花たちが1年を通して咲きますので、いつ訪れてもお花は綺麗です。クレマチスは、5月がどの品種も一番綺麗な時期です。クレマチスは、1つの品種が年に2回、3回咲きますので、夏にも秋にもクレマチスの開花を見ることはできます。
クレマチスの花言葉
「高貴」
「高美」
うちで育てているクレマチス
①紫ベル


②ニュー・ヘンダーソニー




③ミセス・ジョージ・ジャックマン





街で見かけるクレマチス








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明日はどんな手仕事する?
いけばなの花展などでは、よくクレマチスを使います。花展などには、クレマチスはとても人気があるお花になります。ただ、出展者泣かせの花であることは、間違いありません。
まずは、花展当日にぴったり咲いてくれるか、そしてそれがその1日もってくれるか…。もちろん、花展は1日ではないことが多いので次の日もその次の日も…です。長期になってくると、自分の心臓がもちません。
それだけしても、クレマチスを使いたいのは、綺麗で、華もあり、儚いということもあります。それけではない、地元愛もあります。折角、地元が有名な産地のお花なので、使いたいという思いです。
たくさんの方にたくさんの品種のクレマチスを見ていただけたら、嬉しいです。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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