和名英名別名原産産地生息地科属原種系統分類お花の名前の由来交配自生場所何年草か似ているお花季語花言葉誕生花エピソード
南天の歴史
室町時代には存在していたとされます。
江戸時代、文政年間(1818~1829)の頃の園芸ブームにより、南天も栽培が盛んになりました。その時に流行していたものとして、南天のほかに松葉蘭、万年青などがありました。
江戸時代末期のお花屋さんでは、南天が、当時人気の鉢に植えられて販売されている様子が描かれています。
南天とは

南天の原産
中国。
南天の漢名(中国での呼び名)
◆「南天燭(なんてんしょく)」
南天の赤い実が「燭(ともしび)」のようだからです。
◆「南天竺(なんてんじく)」
南天の葉の茎が竹のような形質をしているからです。
南天の科属
メギ科ナンテン属の常緑低木です。
南天の季語
花の季語は、「仲夏」。仲夏とは、陰暦の5月半ばから6月半ば頃のこと。現在でいう7月頃。
実の季語は、「三冬」。三冬とは、陰暦の10月から12月頃のこと。現在でいう11月初旬から1月初旬頃のこと。
南天の花言葉
「福をなす」
南天のエピソード
「南天」は、「南天手水」といって、昔でいう屋外にあるお便所のそばにあり、葉で手を清めるために植えられたといいます。
南天の出生とその姿
南天の樹高
約1~3メートル。

庭木としての南天。写真の南天は、まだ50センチほどしかありません。

こちらは2メートル以上です。
南天の枝

枝は、タメが効かず折れてしまうため、素直に真っ直ぐ伸びやかに使います。
幹の皮は老木のように、しわが入っていて貫禄があるのが特徴です。
南天の葉
秋には、紅葉します。
緑の生葉は、日本料理の飾りとしてよく使います。また、お赤飯に載せてあるのをよくみかけます。おせち料理に飾ってもいいですね。
南天のつぼみ

南天の花の開花時期
開花時期は、5月下旬から6月です。
南天の花の色

小さな白い花を咲かせます。
南天の実

実が赤くなるのは、11月から12月頃。
南天の赤い実には毒がありますので注意してください。
実の色は赤の他に、白、ピンク、黄色などがあります。
実が乾燥しないため、長い間楽しめます。

南天の出生の特徴
緑の葉と赤い実のコントラストが特徴です。
簡単には枯れないものですので、長い期間飾ることができる嬉しい実物です。
南天の栽培・育て方の注意
南天の栽培方法
植物としては、剪定以外のお手入れが不要なので、あると何かと便利です。挿し木で付きます。鉢植えも可能です。
南天の剪定
剪定は、実が実った後の2月から4月頃に行います。基本的には、実がなった枝を根元から切ります。
また、中心となる枝が数多くなってしまった場合も、ある程度見切りをつけて、剪定してしまいましょう。
南天のいけ方・飾り方

南天をお正月に飾る理由
南天は、「難を転じる」などと言われ、縁起が良いとされ、お正月に飾るお花の一つになります。
南天のいけ方・飾り方のコツ
南天の赤い実が長期間枯れないことから、クリスマスリースなどの実物として使われる方もいらっしゃいます。その際には太い幹は使わず、赤い実と細い枝を使うことが多いです。
いけばなやお正月などに飾る際には、幹から葉や実がついている南天そのままの姿をいかしていけましょう。
南天のいけ方の注意点
幹は、矯めが効かず、無理に曲げると折れますので、真っ直ぐに伸びる姿をいかしてあげましょう。
南天の品種
◆錦糸(琴糸)南天 きんしなんてん
縁起物として親しまれた南天の葉変わり品種として、江戸時代に人気があった品種。矮小化した葉や糸のように細い枝が特徴。
南天のおすすめの逸品
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