ろうばいについて
ろうばいの別名
「唐梅(からうめ)」。
ろうばいの英名
winter sweet
ろうばいの原産
中国中部。
ろうばいの栽培地域
日本だけでなく、温帯から暖温帯地域にかけて広く栽培されています。
ろうばいの科属
ロウバイ科ロウバイ属。落葉低木樹。

ろうばいの歴史
江戸時代初めに渡来。
現在、一般的に出回っている「素心蠟梅」は、明治時代初めに渡来。
ろうばいの名前の由来
臘月(ろうげつ・陰暦の12月の異称)の頃に咲き、梅のように寒い時期に咲くこと、そして梅のように丸い蕾と香りのある花をつけることから、この名が付きました。
梅という文字が付きますが、梅の仲間ではありません。
ろうばいの開花時期
12月下旬~3月。
うちのろうばいの開花状況は以下の通り。
2022年は、1月9日に開花。
2024年は、1月20日に開花。
2025年は、1月29日に開花。

ろうばいの花径
約2~3センチ。
ろうばいの花の色
蜜蝋(みつろう)のような淡い黄色。もしくは、蝋細工のような半透明の光沢感があります。

ろうばいの花の咲き方
うつむきがちに咲きます。

ろうばいの花の香り
優しい甘い香りがします。外にあるとわかりにくいですが、枝を切り家の中に飾ると優しい甘い香りが広がり、幸せな気分のなります。
ろうばいの花の特徴
咲いた1個の花の中では、「雌性先熟」といって、雌しべが先に熟し、別の花の花粉を受粉した後に雄しべが熟します。つまり、雌しべと雄しべの熟す時期をずらして、自花受粉による弊害を防ぐことをしています。命をつなぐ奥深い自然界の神秘に驚きと感動をおぼえます。
ろうばいの樹高
2~4メートルになります。
ろうばいの幹、枝

枝は、切っても切っても伸びる生命力が強く、成長力が著しいので、好きなだけ切って大丈夫です。
ろうばいの葉


花が咲き終わった後に、10センチほどの楕円形をした、ザラザラゴワゴワパリパリの葉が対生して付きます。年内にはすべて落ちます。
ろうばいの実
夏になると、ミノムシの蓑(みの・袋状の巣)のような果実が、枝から垂れ下がります。
この実は、毒がありますので、絶対に食べないでください。また、木自体の負担になりますので、採って捨ててしまいましょう。
もし木を増やしたいようでしたら、この実の中に小豆程の大きさの種子が数個入っています。その種を9~10月に蒔くと年内には発芽します。
ろうばいの栽培方法・注意
枝元から出る徒長枝は、花芽をつけないので、特に必要でなければ、付け根から切り捨てるとよいでしょう。
ろうばいのいけ方
ろうばいの枝は、切っても切っても、来年にはまた伸びてきます。好きなだけ切って飾りましょう。
ただ、曲がった枝ぶりが素敵なのと、下を向いて咲く花が特徴的なので、それらを活かしていけてあげると良いでしょう。
ろうばいの季語
晩冬。春になる直前です。
ろうばいの花言葉
「慈愛」。
ろうばいの品種
蝋梅(ろうばい)
江戸時代初めに渡来。基本種。花びらは黄色だが、花の中心部が紫褐色。
素心蠟梅(そしんろうばい)
一般的に出回っているろうばいの品種。ろうばいの園芸品種になります。明治初めに渡来。花の中心部まで黄色一色のため、「素心蠟梅」といいます。
縁起の良い「ろうばい」
ろうばいが縁起が良いと言われるのは、お正月を迎える頃に1番に華やかな黄色の花を咲かせるからです。お正月に飾るお花としても人気です。
また、生命力が強く、成長力が著しいろうばいを、家の西側に植えることで、金運が上がると言われています。そのようなことは知りませんでしたが、うちはろうばいが家の西側にあり、毎年元気よく育っています。
ろうばいのおすすめの逸品
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