【季節の手仕事「枝豆」➃枝豆の美味しい食べ方】枝豆の下処理は、蒸す?茹でる?焼く?どれが一番美味しい

 6月にしたい手仕事

枝豆は、収穫したその日に食べるのが一番美味しいと言われていますが、下処理の方法は、どのようにするのが一番美味しい方法なのでしょうか。

結論、現在は、綺麗に洗ったら「蒸す」方法が一番美味しいと、枝豆農家さんがみなさんおっしゃいます。

そこで、「蒸す」「茹でる」「焼く」それぞれの方法を紹介します。




枝豆を「蒸す」食べ方

枝豆農家さん曰く、枝豆を一番美味しく食べることができる方法は、「蒸す」方法だそうです。

①枝豆を綺麗に洗います。

②蒸し器に入れて、蒸します。普通の枝豆でしたら約5分、「あけぼの大豆の枝豆」は豆が大きいため約8分蒸します。

③枝豆の粗熱が取れたら、温かいうちにそのままお召し上がりください。

これが枝豆を一番美味しく食べることができる方法だそうです。塩はお好みで振りかけてください。かけなくても十分に美味しいです。

蒸すことができないようでしたら、平たいお皿に枝豆を均等に広げてラップをし、レンジでチンするのも良いそうです。ただ、蒸しムラができてしまうようですのでお気を付けください。

枝豆を「茹でる」食べ方

枝豆農家さん曰く、茹でる場合は、水から茹で、茹で上がったら冷やさずに、温かいうちに食べるのが美味しいそうです。旨味が流れ出てしまうため、先も切らずに茹でることで、甘みが残ると言います。

①枝豆を綺麗に洗います。

②鍋に、枝豆の5倍の量の水、塩大さじ1、枝豆を入れます。

③水から茹で始め、沸騰して3~4分でザルにあげます。柔らかめが好きな方は、沸騰してから5~6分茹でてください。

➃枝豆の粗熱が取れたら、温かいうちにそのままお召し上がりください。

◆砂糖を入れて茹でる

収穫した当日に食べるのが一番美味しいのですが、お店などで販売しているものは、どうしても1日以上は経ってしまっているものになってしまいます。その際の食べ方としておすすめなのが、茹でる際に入れる塩の量と同量の砂糖を入れて茹でることです。枝豆本来の味が残り、砂糖の甘さで塩分が強調されて美味しくなるようです。

枝豆を「焼く」食べ方

枝豆を焼く方法は、枝豆の栄養分が損なわれずに、ホクホクとした枝豆本来の味が存分に味わえる方法になります。

①枝豆を綺麗に洗い、水に10分浸けておきます。

②油などはひかず、フライパンで中火で焼いていきます。

③焦げないようにフライパンを少し動かしながら焼き続けると、キュッキュッと音がしてきます。その音がし始めたら、中まで火が通った証拠です。温かいうちに、お好みで塩を振ってお召し上がりください。

間違ったうちの枝豆の茹で方

書くほどのことでもありませんが、一応、私が忘れないようにうちの枝豆の茹で方を書いておきます。今では、しない方がよいことをたくさんしていたのがわかります。

①頭とお尻を少し切り、水で綺麗に洗います。→切らない方が、旨味が流れ出ないです。

下処理した枝豆20221015

②枝豆の量の10%の量の荒塩を付けてもみ込み、5~10分つけ置きます。 もみ込む際に、すり鉢を使うと、余分な産毛が取れ色良く茹で上がります。

③鍋にお水を入れ、沸騰したら、枝豆を入れます。→水から茹でる方が良いようです。

枝豆を茹でる20221015

➃弱火にして沸騰させずに茹でます。時間にして5~6分くらいです。口が開くものが出てきたり、ぷちぷちと音がしてきたら、茹であがりのサインです。

⑤茹で終わったらザルに上げ、枝豆を広げて、たっぷり塩を振りながら、ざっくり混ぜて冷まします。枝豆は、水にはさらしません。枝豆を広げて冷ますことで、プリプリ感が残ります。

産毛だらけの枝豆20221015

塩をもみ込む際に、すり鉢でやったにもかかわらず、まだすごい産毛があります。しかし、産毛があるのが新鮮な証拠だそうです。こんなに毛深い枝豆を見たのは、初めてです。




枝豆のおすすめの逸品

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明日はどんな手仕事する?

結論として、枝豆農家さんの言う「蒸す」方法が枝豆を一番美味しく食べることができる方法ということなのですが、枝豆農家さんの感覚と、生ビールのおつまみとして食べる枝豆の感覚が違うようにも思えます。

枝豆農家さんの感覚としては、温かくホクホクとしたバターのような香りのする枝豆本来の旨味のことを言っています。極端に言うと塩さえも振らない食べ方です。これは、本当に採れ立てを食べると美味しさがわかります。この美味しさは、衝撃的でした。

でも、生ビール片手に食べる枝豆は、冷えていて、塩気が効いている枝豆(もっと言うとさやに粗塩が付いているくらい)が、抜群に美味しい枝豆なのだと思います。塩が効いていないと、何か物足りなさを感じるほどです。

枝豆大好き人間としては、その違いがわかるのであれば、蒸しても、茹でても、焼いても、どれが良いのかに固執せず、その時に応じて枝豆を楽しむことができればよいのかとも思いました。

いろんな方法で枝豆を楽しんでみてください。

それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

明日が素敵な1日になりますように。

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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