お正月の草花の代表といわれる「福寿草」。黄金色のお花は、縁起が良く、誰からも愛されています。
そんな「福寿草」についての紹介です。
もっと知りたい「福寿草」の魅力!
福寿草の別名
正月を祝う花として、現代でも親しまれる福寿草は、旧暦のお正月の頃(現在でいう2月初旬頃)に咲くお花なので、面白いくらいたくさんの別名が存在します。
「元日草(がんじつそう)」
「正月花(しょうがつばな)」
「朔日草(ついたちそう)」
「福告ぐ草(ふくつぐそう)」
「賀正草(がしょうぐさ)」
「賀正蘭(がしょうらん)」
「福人草(ふくじんそう)」
「福神草(ふくじんそう)」
「報春草(ほうしゅんそう)」
「報春花(ほうしゅんか)」
「歳旦草(さいたんそう)」
「長寿菊(ちょうじゅぎく)」
「雪蓮(ゆきはちす)」
「献歳菊(けんさいぎく)」
「福徳草(ふくとくそう)」
「満作草(まんさくそう)」
「富士菊(ふじぎく)」
福寿草の科属
キンポウゲ科アドニス属(フクジュソウ属)。
福寿草の歴史
江戸時代の文化年間(1804~1817)頃に流行した福寿草は、お正月のお花として飾られ、最大約160種もの品種があったとされます。
福寿草のお花の名前の由来
「幸福」と「長寿」を合わせて「福寿草」というおめでたい名前になったとされます。
福寿草の自生場所
アドニス属は、ヨーロッパからアジアにかけて世界中に自生しています。
フクジュソウ属(福寿草)は、日本でも北海道から九州に自生し、特に北海道に多く自生します。
福寿草は何年草か
多年草になります。
福寿草の草丈
草丈が短いイメージですが、約10~40センチになります。
福寿草の根
福寿草は、根が発達しており、根を切ってしまうと枯れてしまう可能性があります。鉢植えにする際には注意しましょう。ただ、毒性が強いので注意が必要です。地植えにする際には、同じ時期に芽が出る蕗の薹などとは、間違えやすいので近くに植えるのは避けましょう。
福寿草の茎・枝
春に花を咲かせた後枯れ、また次の春に出てきます。茎にも毒がありますので注意しましょう。
福寿草の葉
若葉が、よもぎと人参の葉を足して2で割ったような感じをしています。葉は、花が終わってから出てきます。
福寿草の花芽
福寿草の花芽は、晩秋にできます。2月初旬頃に開花するまで、花芽を持ったまま、寒さを過ごします。
福寿草の開花時期
福寿草は、旧暦のお正月の頃(現在でいう2月上旬)に開花し、3月中旬頃まで咲きます。雪の中でも開花します。
現在、お正月に咲いている福寿草は、ハウス栽培のものです。
福寿草の花径
約3~4センチ。
福寿草の花びら
一重咲き。約12~20枚。
福寿草の花の色
福寿草は、黄色や黄金色が多い。アドニス属では、紅や白もあります。
福寿草の花の咲き方
光や温度にとても敏感で、陽が当たると花が開き、暗くなると花が閉じます。
福寿草のいけ方
草花のため、切花としてよりも、鉢花として楽しみたいですね。
福寿草は、鉢植えなどでお正月によく見られます。お正月に出回る理由は、お正月の頃に咲く数少ない花の1つだからです。
福寿草の季語
福寿草の季語は、「正月」や「新年」です。
福寿草の花言葉
「思い出」
「回想」
「幸せを招く」
福寿草が綺麗に咲く場所
◆「種差海岸」 青森県八戸市
40輪ほど咲きます。見頃は、3月中旬~3月下旬。
◆「染料植物園」 群馬県高崎市
◆長野県下伊那郡豊丘村
約3000株の福寿草を見ることができます。年明けから咲き始め、2月いっぱいが見頃となります。
◆長野県上伊那郡辰野町
2月下旬に「沢底福寿草まつり」が開催されます。
福寿草のエピソード
「難を転じて福となす」と言われ、南天と福寿草をセットにして縁起物として飾られます。
福寿草の原種 (自生種)
エダウチフクジュソウ
一般的に福寿草と呼ばれるものがこれに当たります。
ミチノクフクジュソウ みちのく福寿草
北海道以外に自生。茎が空洞。
キタミフクジュソウ 北見福寿草
北海道に自生。1株に1輪しか花をつけない。
シコクフクジュソウ 四国福寿草
四国・九州に自生。無毛。
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