お赤飯に入っているお豆の名前をご存知でしょうか?
小豆に似ているので、小豆だと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのお赤飯に入っているお豆「ささげ」の紹介です。
もっと知りたい「ささげ」の魅力
ささげの別名
別名を「大角豆」といいます。
ささげの原産
ササゲ属の品種は、アフリカ中部原産。
日本で使われているささげは、中国原産。
ささげの科属
マメ科ササゲ属。
マメ科のササゲ属には、他に小豆、白小豆、緑豆(ムング豆)などが属します。
ささげは何年草か
ささげは、1年草です。
ささげの歴史
平安時代には、「大角豆」の記録が残されています。
江戸時代、赤飯に使われていた小豆に変わり、皮が破れにくく、煮崩れしないササゲが使われるようになりました。
ササゲの収穫時期
花が咲いてから、2週間で収穫できます。
ささげの旬
旬は、7月中旬~8月下旬頃です。
ささげの草丈
ささげには、蔓があるタイプと蔓がないタイプがあります。
蔓があるタイプは、草丈が2~4メートルにもなります。
蔓がないタイプは、草丈が30~50センチです。
ささげの花
花の色は、ピンク紫、緑など。
花の形は、マメ科独特の蝶のような形をした花です。
ささげのさやのサイズ
ささげのさや(実)は、長いもので40センチほどにもなります。
ちなみに、京都で作られる柊野ささげのさやは80~90センチにもなる「三尺ささげ」と呼ばれるものになります。
ささげの豆のサイズ
豆のサイズは、約1センチです。小豆よりも小さいサイズです。
ささげの外皮色
ささげは、小豆の赤褐色よりも少し黒い赤になります。
ささげの特徴
ささげは豆がくずれないので、縁起が良いとされ、お赤飯に向いています。逆にあんこには向きません。
ささげに似ているもの、ささげとの違い、見分け方

「ささげ」とにているものには、「小豆」があります。
「ささげ」の方が見た目のサイズが小さなものになります。
「小豆」についてはこちら ↓↓↓

ささげの季語
「ささげ」の季語は、「晩夏」です。
もっと知りたいささげの品種
ササゲ属の仲間で、白地に黒い目のような斑点がある豆を、アメリカでは「ブラックアイピー(黒い目の豆」、イギリスではカウピー(牛の豆)と呼ばれています。
きんときささげ 金時ささげ
お赤飯に使う、一般的なササゲの品種です。
じゅうろくささげ 十六ささげ
◆産地 愛知県の伝統野菜。尾張西部。愛西市、稲沢市。
◆名前の由来 さやに16個の豆が入っていることからこの名がついたとされます。
ながささげ 長ささげ
◆さやの大きさ 約1メートル。
はたささげ
◆特徴 さやが上を向きます。
ひらぎのささげ 柊野ささげ
「柊野ささげ」は、「京の伝統野菜」の1つです。
◆別名 「三尺ささげ」
◆原産 現在の京都府京都市北区上賀茂柊野が原産。
◆旬 7月上旬から9月中旬。盆飾り用は、8月10日がピーク。
◆さやの大きさ
「三尺ささげ」というくらいなので、80~90センチにもなる長いものです。
◆特徴
京都のお盆の飾りには欠かせないものです。ささげを結んで飾ります。
食感は、筋がなくて柔らかく、独特の風味があります。
◆京野菜について
「京野菜①京野菜まとめ」の記事はこちら ↓↓↓

「京野菜②京野菜の品種」の記事はこちら ↓↓↓

やっこささげ
◆豆の色 白に黒い斑があります。
もっと知りたいささげの簡単レシピ
お赤飯

「ささげ」といったら、「お赤飯」です。
お赤飯は、お食事の中のご飯ものと思われがちですが、和菓子の分類に属します。
生菓子。餅もの。米を使った餅菓子。 ささげを煮てその煮汁の色で、もち米を赤く色づけたものが「赤飯」です。祝いの日には欠かせない一品です。
古代、赤米という米を神に供えたのが赤飯の始まりという説があります。赤は邪気を祓う色とされています。赤米の生産が途絶え、現在では、ささげを煮て米に赤い色を付けるようになりました。
《 お赤飯の材料 》
もち米 3合(もち米がない場合、白米3合と細かく切った切り餅1個でもできます)
ささげ 50ℊ
酒 大さじ1
塩 小さじ1
黒ごま 適量
《 お赤飯の作り方 》
①もち米を研ぎ、30分浸水させておきます。
②ささげを軽く洗います。
③ささげを2~3分茹でて、渋抜きをします。この茹でた汁は捨てます。
➃鍋に400㎖の水とささげを入れ、沸騰したら弱火で20分茹でます。
⑤ささげに火が通ったら、火を止めてそのまま粗熱をとります。
⑥もち米をザルにあげ、もち米と酒、⑤のゆで汁を炊飯器に入れ水分量を調節したら、塩、ささげを入れて、炊きます。
⑥好みで黒ごまをふりかけます。

ささげのおすすめの逸品
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