アヤメ科のお花たちは、見分けが付けにくいのが特徴です。
その中でも、もっとも日本らしいお花「あやめ」についての紹介です。
「アヤメ科のお花たち」のそれぞれの違いを知りたい方は、こちらをご覧ください。↓↓↓

もっと知りたい「あやめ」の魅力
あやめの漢字
「文目」「綾目」「菖蒲」どれも間違いではありません。
ただ「菖蒲」という漢字は、「あやめ」とも読みますが、お花の咲かないショウブ科ショウブ属の「菖蒲(しょうぶ)」と勘違いしてしまうといけないため、「文目」「綾目」を使う方が良いかと思われます。
あやめの英名
Iris sanguinea
あやめの科属
アヤメ科アヤメ属。
あやめの歴史
「あやめ」は、『源氏物語』(1008年頃。平安時代中期。紫式部作)にも登場します。

あやめの名前の由来
名前の由来は、いくつかあります。
①剣型の葉がきちんと並んで生える様子から、筋道や模様といった意味の文の目(あやのめ)が「文目(あやめ)」という名になったとされます。
②花びらの根元の黄色の部分の縞模様(網目模様)が綾のようなので「綾目(あやめ)」という字で表現したとも言われています。
あやめの自生場所
湿地を好まず、山野や草原の日当たりの良い乾燥した場所に自生します。
あやめは何年草?
「あやめ」は、多年草です。
あやめの草丈
「あやめ」の草丈は、40~60センチくらいと、アヤメ科の中では小さな方です。
あやめの葉
アヤメ科のお花たちを見分けるのに、とても分かりやすいのが葉の特徴です。
「あやめ」の葉は、剣型で細長く、比較的真っ直ぐ伸び、葉脈は目立ちません。葉丈は、約30~50センチ、幅は約1~2センチです。

あやめの開花時期
低地や平地では、4月下旬~5月頃開花します。山地や高地では、6月から7月上旬に開花します。
あやめの花の色
「あやめ」の花の色は、濃青紫色。日本らしい色です。
「あやめ」の園芸品種には、白や淡紫などの色もあります。
あやめの花径
約7センチと他に比べるとお花は大きい方ではありません。
あやめの花びら
下花弁は、広倒卵型。爪部は、長さが2~3センチ。花弁の根元が、黄色地に赤紫色の縦線と横線が広がり虎斑模様となっています。
上花弁は、長楕円状倒皮針系で直立しており、濃青紫色。長さは4~5センチ。
あやめの変種や園芸品種
◆ウスイロアヤメ
花の色が、淡紫色。下花弁に縞紋があり、上面がデコボコしています。
◆クルマアヤメ
上花弁が大型で下花弁と同じくらいの大きさ。花菖蒲のよう。
◆コアヤメ
ヨーロッパ中部からアジアに原産し、花が小型。海外で品種改良が進んでいる品種。
◆シロアヤメ
花の色が白。下花弁がやや狭く、上面がデコボコしています。
◆チャボアヤメ
三寸アヤメや五寸アヤメとも呼ばれ小さく、葉も短い。花の色が白いシロバナチャボアヤメもあります。
あやめの栽培方法
日当たりの良い場所を好みます。乾燥する場所でもよく育ちます。
あやめの花言葉
「よい他より」
「希望」
「神秘な人」
あやめのおすすめの逸品
華やかな花菖蒲やジャーマンアイリスも人気ですが、やっぱり古風な「あやめ」がお気に入りです。
「あやめ」は、和風の庭園にも、洋風の庭園にも合います。
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