「夏の七草」をご存じでしょうか?
「未草(ひつじぐさ)」は、その「夏の七草」のひとつです。
見た目は、みなさんご存じの夏に水面に浮かぶ「睡蓮」のようですが、どう違うのでしょうか。
詳しく紹介していきます。
睡蓮と未草の違い
「睡蓮(すいれん)」とは、スイレン科スイレン属の水草の総称をいいます。睡蓮は、日本だけでなく世界の熱帯や温帯地方に分布しています。
「未草(ひつじぐさ)」とは、スイレン科スイレン属の中の唯一の日本原産の自生種です。日本生まれの睡蓮ということです。
もっと知りたい「睡蓮と未草」
睡蓮の歴史
睡蓮は、古くからエジプトでは神聖な花として扱われてきました。
睡蓮と未草の原産
「睡蓮」の原産は、世界中の熱帯地域や温帯地域です。
「未草」の原産は、日本です。
睡蓮の分布
世界の熱帯地域や温帯地域に分布しています。
色彩にも変化があり、お花の大きさも日本産に比べるとかなり大きいものになります。
睡蓮と未草の科属
スイレン科スイレン属。
睡蓮と未草の分類
水草。水生植物。耐寒性多年草。
水面に浮く温帯性睡蓮や、一部に茎を伸ばす熱帯性睡蓮があります。
未草の漢名
日本原産の「未草(ひつじぐさ)」の漢名は、ややこしいですが「睡蓮(すいれん)」となります。
睡蓮と未草のお花の名前の由来
「睡蓮」は、朝開花し、夕方にはつぼんでしまうことから、ねむる蓮で「睡蓮」と名付けられたとされます。
「未草」は、未の刻(現在の午後2時の前後2時間頃)から開花するため、この名が付いたとされます。
睡蓮と未草の出生とその姿
睡蓮と未草の葉

大小様々です。
水に浮いているのですが、光沢があり、丸い葉に1か所だけ少しの切り込みが入っています。
睡蓮と未草のお花の開花時期
日本では、6月下旬から9月上旬に開花します。
睡蓮と未草のお花の開花期間
1日花です。朝開花して、夕方にはしぼんでしまいます。
睡蓮と未草の花の色
温帯性睡蓮は、白、赤、黄色、橙、ピンクなどがあります。
熱帯性睡蓮は、青や紫などがあります。
睡蓮と未草に似ている花
「蓮」に似ています。
開花している時間帯も睡蓮とほぼ同じで、咲く時季も夏になります。
違いとしては、「蓮」は水面から立ち上がりますが、「睡蓮や未草」は花が水面に浮いたまま開花します。一部、熱帯性睡蓮が水面から立ち上がって咲く種類もあります。
睡蓮と未草の季語
睡蓮と未草の季語は、「夏」になります。
睡蓮の花言葉
「心の純潔」
「純情」
「信頼」
「甘美」
「信仰」
睡蓮のエピソード
エジプトでは、ナイル河畔に睡蓮がたくさん咲いているので「ナイルの花嫁」と呼ばれ、古代エジプトでは太陽神とその息子の沈黙の神に捧げる花とされ、エジプトの国花になっています。
フランスの画家クロード・モネは、パリ近郊の庭園のスイレンの池を題材にたくさんの絵を描いています。
睡蓮と未草のみたてかた
睡蓮と水草をいけるということは、あまりしないかもしれません。
お庭などに睡蓮鉢を置き、育てることはします。
睡蓮の品種
◆ギガンテア
巨大なスイレン。ギガンテアとは巨大なという意味。
◆未草(ひつじぐさ)
日本原産の品種。
睡蓮と未草が綺麗に咲くおすすめの場所
◆熱川バナナワニ園
静岡県賀茂郡東伊豆町。伊豆熱川にあります。約60種の睡蓮を展示しています。
◆蓮華寺池公園
静岡県藤枝市。池で睡蓮を育てています。

◆大原美術館
岡山県倉敷市。フランス印象派の巨匠クロード・モネの自宅庭から株分けされた睡蓮があります。花の色は、白や濃いピンク。6月から10月上旬が見頃。モネの絵画を所蔵する縁で2000年に譲り受けました。
◆「モネの庭」マルモッタン
高知県安芸郡北川村。フランスの印象派の巨匠クロード・モネの愛した庭園を再現した「モネの庭」になります。世界で唯一フランスの本家から「モネの庭」を名乗ることを認められた庭園です。
「モネの庭」は、「花の庭」「水の庭」「ボルディゲラの庭」の3つの庭があります。
睡蓮と未草のおすすめの逸品
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