ここではお花の本には載っていない、アガパンサスを綺麗に見せるためのコツやアガパンサスを長持ちさせるための下処理の方法やアガパンサスの扱い方やいけ方・飾り方のコツなどの情報をお伝えしていきます。
アガパンサスのいけ方・飾り方のコツ
アガパンサスの飾り方のコツ
アガパンサスは、3センチほどの幅の葉と茎の長いお花を必ずセットで飾ります。お花だけで飾っても綺麗ですが、やはり葉があった方が綺麗です。
大きな空間に飾る時は、花は長さをキープしたままいけましょう。小さな空間に飾る時は、花は短くしても良いでしょう。アガパンサスは、どちらで飾っても綺麗です。
アガパンサスのいけ方の注意点
アガパンサスをいけばなでいけることなど想像できないかもしれませんが、今や、外国から入ってきたお花がほとんどで、日本原産のお花は、思い出せないくらい少ないです。そこで、いけばなでも海外から入ってきたお花をいけます。規則の決まっている花形にいたっても、その花の出生をいかしていけます。
アガパンサスは、葉組といって、葉を組んでいく中でお花を挿します。真ん中のお花に対して、前後に葉が入って組まれる形です。これを「和合」といいます。ほとんどのお花が「和合」となります。例えばチューリップはお花の茎の前後や左右に葉があります。これが「和合」です。
アガパンサスに似たようなお花の形で、アマリリスがあります。アマリリスの出生は、組まれた葉の外から茎が出て、伸び、花を咲かせます。アマリリスは、お花が「和合の外」に出てくることになります。「和合の外」のお花は、アマリリスのほかに、お正月に飾る万年青などがあります。
アガパンサスをいける時には、必ず「和合」にしていけるようにしましょう。
アガパンサスの水揚げ
アガパンサスは、水揚げが悪くありません。安心していけてください。お水が大好きなので、お水はきらさないようにしましょう。
アガパンサスを飾るおすすめの花器
アガパンサスは、お花だけでなく、茎や葉まですべてが綺麗です。ガラスの器にいけてあげると涼し気で綺麗です。アガパンサスがいけやすいガラスの器をこちらからお取り寄せができます。↓↓↓
◆アガパンサスを大きは空間に飾る場合

◆アガパンサスを小さな空間に飾る場合


もっと知りたい「アガパンサス」の魅力
それでは、アガパンサスをいけるコツがわかったところで、アガパンサスのことをもっと好きになって、もっと上手にかざることができるようになりましょう。
アガパンサスの和名
「紫君子蘭(むらさきくんしらん)」
葉の形が「君子蘭(くんしらん)」に似ていることからついたとされます。
アガパンサスの原産
アガパンサスは、南アフリカ原産。
遠くからやってきたお花です。
アガパンサスの科属
ヒガンバナ科アガパンサス属。
アガパンサスは何年草?
多年草。毎年咲きます。
アガパンサスの草丈

お花が咲くと1メートルもの高さになります。
葉だけでも50センチほどの高さになります。
アガパンサスの花茎
1センチほどの太さで、上に向かって伸びます。
アガパンサスの葉
幅は3センチ程。長さは約30~50センチ。真っ直ぐなものもありますが、弧を描くものもあります。
アガパンサスのつぼみ

アガパンサスは、このつぼみの姿が可愛いです。

つぼみの袋が破けて、開花するところです。
アガパンサスの開花時期
開花時期は、6月上旬より開花します。
アガパンサスの花径
開花すると花だけの高さで15センチほどになることもあります。
横幅も約15センチほどです。
アガパンサスの花の色

花の色は、薄い紫色と白(クリーム色)があります。
アガパンサスの栽培方法・注意
半日陰なところでも育つ丈夫な花です。
根の勢いが強いので、鉢植えの場合は、2年に1度は株分けをしましょう。

似ているお花「姫アガパンサス」

「姫アガパンサス」は、同じアガパンサスという名前ではありますが、原産地、属性、大きさなど少し違います。
◆原産
アメリカ原産。
◆科属
ユリ科トリテレイア属。
◆草丈
約30センチ。
◆葉
幅約1センチ。アガパンサスのような厚みもありません。
◆開花時期
6月下旬~。
◆花の色
白。

明日はどんな手仕事する?
お花の出生とは、不思議なものです。
お花の出生は、花により違いますので、規則のある出生といかしたいけ方は、お花によって、すべていけ方が違うことになります。いけばなが面白いのは、これです。何万何千とあるお花の種類ですがそのお花のいけ方がすべて違うのですから。でもそのお花によっていけ方が違いますから。覚えられないのも当たり前ですよね。しかもいくらお稽古しても、お稽古が追い付いていかないですよね。それがまた、面白いのです。
ただ、このいけ方、それぞれのお花の出生を知らなければ、いけることができません。もちろん、本を見たり、先生に教えてもらったりして、お花の本当の姿を知らなくても、いけることはできます。今でしたら、ネットで調べることもできるでしょう。ただ、やっぱり実際に自分の芽で見てみないとわからないことが多く、実際に見ることで理解ができることがほとんどです。
たまたま暖かい地域で育ち、住んでおりますので、お花の種類が多い地域ではあります。自分の家だけでなく、親戚や友人知人、ご近所様のお庭を含めると、かなりの数のお花の出生を目にすることができます。
「お花が綺麗」というだけでなく、そのお花が、どのように芽が出て、葉が出て、茎が伸び、蕾となり、花が咲くのか。そしてどのように散り、どのように枯れていくのか。それを自分の目で見ることができるだけで、いけばなでお花をいけるという行為が、とても身に付いていることになります。
いけばなは「華道」と呼ばれています。「花を身につけていくこと」です。いけばなの良さってなかなか理解していただけないことが多いのですが、これが、いけばなです。
少しでもこの気持ちが多くの方に伝わると嬉しく思います。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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