「万願寺唐辛子」とは、京都で生まれ育った「京野菜」のひとつです。
唐辛子という名がついていますが、辛くない甘い唐辛子です。
もっと知りたい「万願寺唐辛子」について
万願寺唐辛子の別名
京都では、「甘とう」「万願寺甘とう」とも呼ばれます。
万願寺唐辛子の原産
京都府舞鶴市万願寺地区が発祥の地とされます。
万願寺唐辛子の産地
京都を中心として、全国に広がっています。
万願寺唐辛子の科属
ナス科トウガラシ属
万願寺唐辛子の歴史
大正時代発祥。
万願寺唐辛子の交配
伏見唐辛子とカリフォルニアワンダー系の唐辛子を配合して作られた品種。
万願寺唐辛子の旬
5月上旬から9月中旬。
万願寺唐辛子のサイズ・大きさ・重さ
長さ15センチほどの大きな甘とうがらしです。
万願寺唐辛子の外皮色
緑色。熟すと赤くなります。
万願寺唐辛子の特徴
甘い唐辛子です。肉厚で独特の風味と甘みがあり、果肉が柔らかいのが特徴。
京野菜について
戦後の食生活の変化により、食生活の全国的画一化、単純化がなされ、その素材としての野菜も単純になっていき、野菜の地方品種が衰退しつつありました。そこで京都府は、「京の伝統野菜34種」を1987年に指定し、その維持、復活に着手しています。
「京の伝統野菜」の定義としては、明治以前に導入されたもの、京都府内全域が対象、たけのこを含む、キノコやシダを除く、栽培または保存されているもの及び絶滅した品種を含むことになっています。
また、姿形に趣があり、繊細な味わいをもつ京野菜。京都の気候風土と生産者の創意工夫によって生まれた地元の幸を特産品としてブランド化することで、今の「ブランド京野菜23種」という価値に繋がっています。
「万願寺唐辛子」は、この「ブランド京野菜」の1つです。登録年数が浅いため「京の伝統野菜」には含まれていませんが、準じる野菜とされています。
「京野菜」についてや、京野菜の種類、品種についてはこちら ↓↓↓


万願寺唐辛子の保存食レシピ
「万願寺唐辛子」は、そのまま焼いても、中に詰め物をしても美味しい品種です。
種やワタは、そのまま食べることができます。
万願寺唐辛子味噌 《保存食》
お魚やお肉、野菜、焼きおにぎりにつけて焼いたり、チャーハン、焼きうどんなどの調味料にしたり、田楽にもできる万能な味噌、「万願寺唐辛子味噌」のご紹介です。これがあると、お料理がワンランクアップします。長期保存できますので、たくさん作って、冷蔵保存しておくと、とても便利です。
《 材料 》
万願寺唐辛子 100g
味噌 100g
みりん 大さじ3
酒 大さじ3
砂糖 大さじ3
ごま油 大さじ3
ごま 大さじ2
《 作り方 》
①ヘタを切り落とし、種とワタを取ります。

②小口切りにします。
③フライパンにごま油を入れ、炒めます。
④味噌、みりん、酒、砂糖、ごまを入れて、弱火でつやが出るまで炒めます。

⑤つやがでてきたら、火を止めます。

⑥粗熱が取れたら、保存瓶などに入れて、冷蔵庫に保存します。
2~3日置いてから食べると美味しくいただけます。
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