【季節の手仕事「とうもろこし」②とうもろこしの品種】とうもろこしの品種を、とうもろこしの色別に紹介!

 6月にしたい手仕事

日本で栽培されている、とうもろこしの中では「スイート種」と呼ばれる一般的なとうもろこしの品種の紹介となります。現在、とうもろこしの品種は、100種類以上あるといわれています。

ちなみに、とうもろこしは、同じ品種でも産地が変われば味も違います。その違いも楽しんでみてください。

色合い別に紹介しています。




黄色一色のとうもろこし

とうもろこし20230820

あまいんです

「あまいんです」これが品種名です。

甘さとジューシーさが完熟メロン並み。粒も大きく、丈も長い。

北海道南幌町で作られています。

おおもの

長さが22~24センチと大きく、ずっしりと重い品種。糖度も16~20度と甘い。

かんかんむすめ 甘々娘

現在、大人気の品種。とにかく甘味が強く、1粒1粒の皮が薄いのが特徴。

ゴールドラッシュ

全国で作られている品種。味のバランスが良く、いろいろな調理法に合うのが特徴。1粒1粒が黄金のように輝いているので、この名が付きました。

だけきみ 

昼夜の気温差が高い青森県弘前市の嶽高原で作られる品種。

18度以上の糖度があり、生のまま食べられる品種。

ハニーバンダム 

スーパースイート品種系の代表的なもので、甘味が強い。昭和40年ころから全国で栽培されるようになった。スープやコロッケなど、どんな料理にもむきます。

ピクニックコーン 

自然交配からできた小ぶりのコーンから作られた品種。甘みも強い。北海道で作られています。

みらい 味来 

イエロー系のスーパースイート種。繊維がやわらかでジューシー。ハニーバンタムよりも甘みが強いがさっぱりしている。こぶり。北海道で作られています。

みわくのコーン 

イエロー系のスーパースイート種の新種。味来と恵味の中間的な特徴をもち、繊維がやわらかで、シャリ感があり、甘味が強いがさっぱりしています。

めぐみ 恵味 

イエロー系のスーパースイート種。甘みは強いがフルーツのような爽やかさがあり、繊維がしっかりしているが、シャリシャリ感と歯切れがよい。

黄色と白のとうもろこし(バイカラー系品種)

ドルチェドリーム

2017年にできた新品種。

ジューシー感があり、「飲めるとうもろこし」ともいわれています。下処理をせず、生のまま冷凍すると、アイス感覚で食べることができます。甘みも強く、サイズも大きい。

北海道や香川で作られています。

バイカラーコーン

実の色が黄色と白の二色が混ざる甘い品種。

ピーターコーン 

黄色い粒に白い粒が3体くらいの割合で入っているバイカラー系品種。粒皮がやわらかくて甘い。




白いとうもろこし

汐風(しおかぜ)パール

沖縄で作られています。

日本で一番早い12月下旬から収穫されます。糖度は21度とマンゴー並みの甘さです。ジューシーでプリっとしています。

真珠のように、白く美しいのでこの名が付きました。

シルバーハニーバンタム

→「ホワイトコーン」をご覧ください。

ピュアホワイト 

実が白く、糖度18度の甘さとジューシーさが特徴。皮が薄く、粒の弾力が強い。食感はしっとりザラザラしています。生でも1~2日は美味しく、加熱すると甘みが増す新種。コーンスープに最適。

北海道南幌町などで作られています。

栽培が難しいことから「幻の白いとうもろこし」と言われています。

ホイップコーン

糖度が20度にもなる甘さ。皮が柔らかく、光沢があり、しなびにくいのが特徴。

北海道で作られています。

ホワイトコーン 

別名「シルバーハニーバンタム」ともいいます。

ハニーバンタムの白粒種。乳白色の粒は小粒で、皮が柔らかく、サラダなどに向きます。

ホワイトショコラ

とても甘いので生で食べられる品種。メロン並みの糖度。

雪の妖精

メロンのように甘く、とてもみずみずしいので生でも食べることができます。大粒で皮が薄いため茹で時間は短めがおすすめです。

ピュアホワイトの進化型で、栽培が難しい品種のため、「幻のとうもろこし」と言われています。

北海道で作られています。

赤いとうもろこし

大和(やまと)ルージュ

ワインレッド色をしたとうもろこしです。日本で生まれた品種。とうもろこしの原種に近い品種。栄養価が高い。でんぷん質が多く、もちもち食感でさっぱりとした味わい。炊き込みご飯にすると美味しいです。

栄養価として、アントシアニンを豊富に含みます。

北海道、奈良などで作られています。

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1本にいろんな色の粒があるとうもろこし(バイカラー系品種)

ウッディコーン

白、黄色、紫の粒が混ざっているバイカラー系品種。

粒がしっかりしていて、歯応えがよく食感がもちもちしている品種。

モチトウモロコシ

加熱するともちもちとした食感があり、別名「モチキビ」とも呼ばれています。

カラフルで、白、黄色、黒、紫色のものがあります。

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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