【季節の手仕事「きなこ飴・きなこ棒・きなこねじり」】自分で作る簡単な昔懐かしい和菓子シリーズ!

 1年を通して食べられる和菓子

みんな大好き「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」。

3つともきなこから作られる似たようなお菓子ですが、口の中に入れると、柔らかくてすぐになくなってしまう、そんなどれもお子様からおじいちゃん、おばあちゃんまでが大好きなお菓子です。

その違いに迫っていきたいと思います。




「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」とは

「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」の生地の主な材料は、「きなこ」です。きなこを練った「練り菓子」になります。

それに甘味として、はちみつを使ったり、水飴を使ったり、砂糖各種にお水を入れたり、それぞれの甘味を使います。

使う材料や作り方は、地域性だったり、言い伝えなどにもよるでしょう。

また、3つの大きな違いは、出来上がりの形です。

「きなこ飴」は、四角などの飴のような形のブロック状です。

「きなこ棒」は、細長く、食べやすいように楊枝などがついています。

「きなこねじり」は、細長い生地をねじって作ってあるものになります。

もちろん、材料の配合などはそれぞれ違ってきますが、まず大きな違いとして、形が挙げられるかと思います。

きなこについて

きなこ20240407

「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」の主な材料となる「きなこ」は、煎った大豆を挽いて粉にしたものなので、栄養が豊富に含まれています。良質なたんぱく質、脂質、炭水化物、鉄やカルシウムなどのミネラル、ビタミンも豊富に含まれています。

主な働きとして、イソフラボンが骨の成分を維持し、大豆オリゴ糖がおなかの調子を整え、タンパク質がコレステロールを低下させ、大豆ペプチドが血圧を下げ、食物繊維が便通を改善します。

きなこは、湿気を呼ぶので、香ばしいうちに使い切るのがおすすめです。

「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」の簡単レシピ

きなこ飴20240407

ご自宅にあるもので、5分あればできる、簡単過ぎて申し訳ないレシピです。

《 材料 》

きなこ 30ℊ

はちみつ 30ℊ

最後に振り掛けるきなこ 約10ℊ

《 作り方 》

①小さなボウルに、きなこを入れます。

②はちみつを加えます。

③練るようにしっかり混ぜます。しばらくすると、自然とひとかたまりになります。

➃ラップを敷き、③を置き、厚さが2センチになるくらいにします。ラップを四角くなるように折り込みます。四角くしたラップの中で、生地をこん棒で伸ばします。ラップぎりぎりのところまで伸ばすと四角くなります。

⑤「きなこ飴」にするなら、➃を16等分に正方形に切ります。「きなこ棒」にするなら、縦に6等分くらいに切り、楊枝を指します。「きなこねじり」にするならば、厚さを少し薄めにして、縦に6等分もしくは8等分にして、ゆっくりと生地をねじります。

⑥パットに振り掛ける用のきなこを入れ、⑤にまぶしていきます。

「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」の栄養価

上記、きなことはちみつで作るレシピの「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」は、ただの和菓子ではありません。実は、食物繊維が豊富で、免疫力を高め、コレステロールや血圧までも下げてくれる、甘いものだからといっても罪悪感のないお菓子になります。

だからといって、一気にたくさん食べるのではなく、毎日少しづつ食べるのが、身体には良いかもしれません。




「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」のおすすめの逸品

自分でも簡単に作ることができますが、地域の美味しいものや懐かしいものもあります。これははまります。こちらからそれぞれお取り寄せができます。↓↓↓

「きなこ飴」は、飛騨高山の「げんこつきなこ」です。

「きなこ棒」は、駄菓子屋さんで売っていた昔懐かしの「きなこ棒」です。

「きなこねじり」は、北海道産のきなこを使った無添加のものです。

自分で作る簡単な和菓子シリーズ

自分で作ることができる簡単な和菓子とそのレシピを紹介しています。

和菓子というと、和菓子屋さんにあるような練切などのように難しいものを想像してしまうかもしれませんが、おばあちゃんが作ってくれていたような、簡単に短時間でできるものがほとんどです。

ぜひ、こちらもご覧になってみてください。

【季節の手仕事・和菓子⑦「自分で作る和菓子のレシピ」】自分で作ることができる簡単な和菓子のレシピ一覧
自分でつくることができるとっても簡単な和菓子として、あんこ、ういろう、梅シロップ、かるかん、きなこ飴・きなこ棒・きなこねじり、金柑の甘煮、葛菓子、栗菓子、さつまいも菓子、砂糖漬け、ゼリー、干し柿、ぼたもち・おはぎ、わらび餅を紹介

明日はどんな手仕事する?

今回紹介しました「きなこ飴」「きなこ棒」「きなこねじり」ですが、それぞれを作られている会社さんや拘って作っていらっしゃる方には、ご批判をいただいてしまうかもしれませんが、「自分で作る簡単な和菓子」のご紹介となります。あくまでも1個人の意見のひとつとして、大目に見ていただけると幸いです。

また、調べていくうちに、違いなどがでてきましたら、こちらで報告させていただきます。

それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

明日が素敵な1日になりますように。

和菓子の関連記事

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

和菓子の季節の手仕事
和菓子で季節を感じるために、行事食など特定の日に食べる和菓子、季節の和菓子の種類、1年中食べられる和菓子の種類、地域の和菓子の種類などを紹介。高級なイメージのある和菓子ですが、普段使いの和菓子もたくさんあり、和菓子がもっと身近になります。

◆「和菓子①和菓子の種類」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

【和菓子①和菓子の種類】和菓子約100種以上を紹介!和菓子の種類一覧 
和菓子の種類は奥が深く、時季、別名、分類、種類、原料、材料、作り方、食べ方、特徴、地域、歴史、由来、おすすめのお店などの紹介のほか、中間素材や作成方法などが商品名となってしまっているものも、すべてまとめて100種類以上をあいうえお順に紹介。詳しくはリンクしてご覧ください。

季節の手仕事の関連記事

◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

季節の手仕事カレンダー
季節の手仕事をまとめた月ごとに「季節の手仕事カレンダー」。これを見るだけで、季節の手仕事を忘れずにできます。季節を感じながら、楽しく季節の手仕事をしましょう。

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

食材別の季節の手仕事
季節の保存食を作るのに必要なメインの食材を、食材別で紹介しています。野菜、山菜、野草、果物など分野に分けております。それぞれの食材が育つ姿、本当の旬、収穫方法、アク抜きや下処理、保存食のレシピやメニューなど、季節の手仕事を紹介しています。

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

暦としつらえの季節の手仕事
二十四節気、七十二候、五節句、節供、雑節などの暦に沿って季節を感じられるよう、カレンダー式に紹介。それぞれの暦の行事食、その時期に旬を迎える食べ物や和菓子、お花やしつらえなどの関連を含めた季節の手仕事を紹介。しつらえるものについても紹介。

◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

お花の季節の手仕事
お花を上手に生ける上で知っておくとよいことは、そのお花がどのように芽がでて、葉が開き、茎が伸びて、花が咲き、かれていくのかを知ることです。出生を知ることで、そのお花のいけ方や活かし方がわかります。お花が咲く本当の季節もお花別に紹介します。

◆「おすすめの食材店と旬の食材探しで訪れたい道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

おすすめの食材店と道の駅
旬の食材を探しに行くのにマストな探し方は、農家さんが作っているものを持ち込む、道の駅、旅の駅、村の駅、川の駅、ファーマーズマーケットです。手に入らない食材の宝庫です。また、個人的によく利用している地元の食材のお店もご紹介しています。



20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

asunaniをフォローする
 1年を通して食べられる和菓子
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました