御殿場の「さくら玉子」さん

「さくら玉子」さんは、裏の杉山養鶏場さんが育てた卵を販売しています。その日に産まれた卵が並びます。その日に産まれた卵が少なければ、早く販売が終了し、売り切れとなってしまいますし、その日にたくさん卵が産まれれば、卵の在庫もたくさんあるそうです。
「さくら玉子」さんの鶏は、国内で育種改良された純国産鶏「ごとう さくら」が産む卵だそうです。
赤い羽根の鶏と白い羽根の鶏の交配種「ごとう さくら」が産む卵は、桜色をしています。
赤い羽根の鶏「ごとう もみじ」が産む卵は、赤色をしています。
さくらちゃんたちが産むたまごがさくら色をしているから、「さくら玉子」と言うそうです。
卵の旬っていつ?
毎日のように食べる卵ですが、病気などが流行った時以外は、比較的年中安定したお値段で販売をしている気がします。
卵に旬ってあるのでしょうか。
暦の上では、七十二候の「大寒」の末候(1月30日頃~2月3日頃のこと)に「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」とあります。鶏が卵を産み始める頃ということです。
鶏が卵を産むためには、光の刺激が必要なため、朝一番で卵を産みます。また、本来はその光が強まる春から夏にかけてが産卵期となるそうです。
これら七十二候などははるか昔のことなので、今は、1年中卵が産まれるように、養鶏場さんが光の調整をされているようです。
卵の色ってなんでいろいろあるの?

卵の殻の色のこと、なんで色が違うかご存じですか?
卵の殻の色の違いは、鶏のお母さんの肌の色(羽根の色)の違いなのだそうです。
お母さんの鶏の羽根の色が赤ならば卵の殻の色も赤になり、お母さんの鶏の羽根の色が真っ白ならば卵の殻の色も真っ白になるそうです。
スーパーで販売されている卵の殻の色は、「赤玉子」といった色別になっていることが多いです。
見た目、赤の卵の方が高級な気がします。もちろん、例えば希少品種の鶏が赤の鶏でその卵が赤、だから高級…ということはあるようです。ただ、色での卵の価値の違いは、基本的にはないそうです。
「さくら玉子」さんは、色分けでの販売はされておらず、サイズだけで分けて販売されています。ですので、1つのパックの中にさくらちゃんの産んださくら色の卵や、もみじちゃんの産んだ赤色の卵が入っています。味や中身は変わらないそうです。
卵の大きさが違うのはなぜ?
卵の大きさも気になりますよね。なんでサイズが違うのか、それも「さくら玉子」のお母さんが教えてくださいました。
卵の大きさの違いは、卵を産むお母さん鶏が卵を産む回数に関わってくるそうです。初めて卵を産むお母さん鶏の卵は小さく、卵を産むベテランのお母さん鶏の産む卵は大きいそうです。何度も何度も産んで、日に日に産む卵の大きさも大きくなるということです。
なんか、感動しますよね。鶏のお母さんが日々頑張っているおかげで、私たちは毎日卵が食べられるのですから…
さて、「さくら玉子」さんでは、卵の種類を大きさで分けています。
①初めて産んだ卵
初めて卵を産んだ鶏の卵です。初めて産む時は、卵の大きさも黄身の大きさも小さいです。黄身の幕が硬く、破れにくく、弾力があり、プリンプリンしています。
この卵は常にあるわけではなく、初めて産んだ鶏の卵があった時だけ、店頭で販売されています。
②三分咲き

三分咲きは、初めての卵は産んだけど、まだ産み慣れていないので、あまり大きくないサイズの卵になります。スーパーで販売されているMSサイズに相当する大きさのようです。こちらは、売り切れ以外は常にあります。
③五分咲き
こちらは、お母さんの鶏が産み慣れてきて少し大きくなったサイズの卵です。スーパーで販売されているサイズのMサイズに相当する大きさのようです。こちらも売り切れ以外は常にあります。
④八分咲き
こちらは、ベテランのお母さんの鶏が産んだ大きなサイズの卵です。スーパーで販売されているサイズのLサイズに相当する大きさのようです。こちらも売り切れ以外は常にあります。
⑤黄身がダブル
なぜ黄身が2個入っているのがわかるのか、不思議でたまりませんが、プロにはわかるようです。かなり大きめのサイズではありました。こちらは、常にあるわけではなく、あった時だけ店頭で販売されています。出逢えたら、ラッキーです。
卵の販売個数
「さくら玉子」さんでは、サイズにより販売個数が違います。
初めて産んだ卵は、2個入りのビニール袋売りをされています。
三分咲きは、12個入りのビニール袋売りをされています。
五分咲きは、プラスティックの卵のパックに入って販売されています。卵のパックは、10個入りです。
八分咲きは、プラスティックの卵のパックに入って販売されています。卵のパックは、20個入りです。
他にも、五分咲きと八分咲きは、30個入り、40個入り~などがあるようです。
ご希望に応じての販売もしてくださるようなので、「さくら玉子」さんに直接ご相談してみてください。
「さくら玉子」さんのおすすめ
卵の自動販売機

「さくら玉子」さんは、営業時間を過ぎると、商品を自動販売機で販売してくださいます。営業時間に間に合わなかった場合は、この自動販売機で買うことができます。ただし、売り切れの際はご了承ください。
自動販売機は、お店の駐車場にあります。
お取り置き
とても人気の「さくら玉子」さん。私も売り切れになってしまっていたことが何度かあります。必ず欲しい時には、お電話でお取り置きもしてくださいます。特に、土日祝日は、早くに完売してしまいますので、お電話しておいた方が、確実です。
地方発送
地方発送もされています。詳しくは、お店の方とご相談くださいませ。
こちらからもお取り寄せができます。↓↓↓

「さくら玉子」さんの産直広場

卵の資料館や美術館があります。
また、「さくら玉子」さんの店内では、地元農家さんの地場野菜や地方からの野菜、御殿場こしひかりや加工品、お菓子なども販売されています。
中でもおすすめは、「さくら玉子」さんの卵で作った、裾野市岩波にある「ブルーサンタ」さんのプリンやシフォンケーキなどです。ここのプリンは、昔ながらの硬めで卵がとても濃厚なプリンです。必ず買って、車の中でその場でいただきます。そんな卑しい人は、私だけかと思っていたら、意外にも車でプリンを食べている方を見かけます。ここでは、恥じらわずに食べてください。店員のお母さんは、必ずスプーンを付けてくださいます。

ちなみにこの「ブルーサンタ」さんは、車で5~10分くらい下りたところにお店があります。「さくら玉子」さんでプリンが売り切れていましたら、「ブルーサンタ」さんの店舗でも買うことができます。

「さくら玉子」さんの住所・アクセス・インフォメーション

「さくら玉子」(有)杉山養鶏場さん
◆ 住所 電話
静岡県御殿場市二子84-1-1
0550-87-1727
◆営業時間
8:30~18:00
◆休み
年中無休。鶏が卵を産むのにお休みはないので、お店のお休みもないそうです。
◆駐車場
お店の目の前に10台ほどあります。
◆アクセス
東名御殿場ICより一般道(地元では農免道路と呼ばれています)で約10分のところにあります。
東名裾野ICからは、国道246号線経由の一般道(農免道路)で約10分のところにあります。
ザックリ言うと、御殿場アウトレットと時之栖の間の農免道路沿いにあります。
◆ホームページ
明日はどんな手仕事する?
富士山周辺や伊豆には、たくさんの養鶏場さんがありますが、「さくら玉子」さんは、とても人気があります。そのまま生のまま食べても美味しいですし、プリンのように加工された時点でこれだけ卵を感じられる美味さがあるいうことは、卵が美味しいということです。
卵は毎日いただくものなので、できれば美味しいものをいただきたいですよね。
「さくら玉子」さんの卵は、養鶏場さんの直の卵なので新鮮で美味しいのですが、お高いと思われがちです。確かにスーパーで販売されているものに比べたら、少しお高めかもしれませんが、この美味しさでこのお値段は、お高くはないと思います。
ぜひ、一度お試しください。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日も素敵な1日になりますように。
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